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2012年9月のパプアニューギニア往還記

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2012. Last Update on 2012年9月28日 (金) at 19:22:35.

【第2日目】 ダルーに着くだけで疲れ果てた(2012年9月9日日曜)

ポートモレスビー着は予定より若干遅れたが,時間はたっぷりあるので問題ない。on arrivalのビザ発行も割とスムーズに進んだ。驚いたことに我々以外にもon arrivalのビザ発行でPNGに入国しようとしている日本人グループがあって,しかも女性が何人も入っていた。治安が良くなってきているのかもしれない。我々は既に若干のキナ(現地通貨,以下K)をもってきていたので問題なかったが,このビザ発行には100Kかかるので,無い人は50メートルほど戻ってATMからKを引き出さねばならない。前に並んでいる人たちのいくつかがそうだったので,やや無駄に長く待たされた感がある。

入国手続きが終わってATMで現金を引き出し(ぼくはCITIカードを使った。山内さんは隣の両替所で日本円と米ドルをKに替えた。日本円でKを買うときのレートは1Kが約40円と,Kが強くなっているように思った),国際線から外に出るゲートの近くでMobile phoneの店が開くのを待っていたが,日曜のせいか,いつまで待っても店の人が来ない。仕方ないので10時過ぎに国内線の方に移動したところ,既にDigicelの店はオープンしていたので,無事に携帯電話(Nokia Jazz 303)を299Kで買うことができた。TopUpも50K分しておいたので,今回の旅の間の通話には十分だろう。

荷物を預け,ボーディングパスをもらってから,出発客の待合室に入るゲートのところでストップがかかった。機内持ち込みの手荷物が5 kg未満でなくてはいけないというのだ。Excessを払うのでもダメで減らさなくてはいけないなどというので焦ったが,途中から金を出せば通してやるなどと言い始め,なんだかタカリっぽい気がしてきた。山内さんが交渉し,結局一人5Kを払うことで話がついたが,交渉慣れしていない普通の旅行者だったら言い値(50Kとか言っていた気がする)で払ってしまうんだろうなあ。

待合室にはコーヒーを6Kで飲ませる店があった。ちゃんと挽いた豆を使って,エスプレッソマシンのようなもので圧をかけて抽出するのだ。とても美味だった。

ボーディング時刻が若干遅れ,ダルー着も若干遅くなったが,ホテルのバスが迎えに来ていて,スムーズにチェックインできた。荷物を置いて,トイレットペーパーなどの買い物をしてから病院にA医師を訪ねようと思ったが,買い物に行く途中,以前からの知人で調査許可に受け入れ側の代表としてサインをしてくれるというB氏に偶然出会い,少し話しているうちに雨が降ってきたので,買い物だけして,病院は明日行くことにしてホテルに戻った。

晩飯はバラマンディーのフライとエビのフライを山内さんとシェアした。付け合わせは煮野菜とフライドポテトで,そこそこ美味であった。

晩飯後,部屋の水が出ないので(昼間,他の客が使いすぎたために棟全体のタンクが空になってしまったという話),シャワーも使えず,仕方ないので新規購入した携帯電話Nokia Jazz 303のメールやインターネットの設定をした。本体をネットワーク接続するとかブラウザでwebサイトを見るとかいったことに成功したのに気をよくして,303はUSBのmicroB端子があるのでvaio-saにUSB接続してみた。先に去年ダウンロードしておいたNokia Ovi Suiteをインストールしてから303をつないだら,まったく何の問題もなく認識され,インターネット接続も480 Kで接続されたかのような表示が出るのだが,どうしてもvaioから303を介したインターネット接続はタイムアウトしてしまう。惜しいところまでいっているような気がするので何度もtrial and errorをしたのだが,結局ダメだった。USB接続すると充電してくれるので,そこはいいのだが。もう一つ問題があり,Nokiaがサービスとして提供しているovi.comのアカウントが認識されないし新規登録もできないので,何度も試した末に諦めて眠った。

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