枕草子 (My Favorite Things)

【第8回】 祝! sv1号機復活(1998年3月24日)

5:30現在,既に仄明るい。さすがに春というべきか。先週ライブコーヒーで買ったマンデリンをナイスカットミルで中挽きにして,ペーパードリップして飲み,ゆっくりと目を覚ます。気持ちの良い朝である。いつものように洗い物と子どものおむつの揉み洗いだけしてから,大学に来た。

伊香保温泉の横手館(電話0279-72-3244)はとても良い宿だ。まったくキャンセル連絡なしで来なかった人がいたのだが,横手館の会計が非常に良心的で,夕食のみキャンセルということにしてくれたので,赤字は出さずに済んだ。また,例によって朝6時くらいまで宴会で騒いで汚しまくった(畳は煙草の灰や酒のしみだらけ)というのに,クリーニング代なども請求されず,申し訳ないくらいである。食事もおいしかったし,言うこと無しである。聞くところによると,由緒ある宿で,普通ならあんな安い値段では泊まれないそうだが。ここで宣伝したら少しでも恩返しになるだろうか。部屋もきれいで,サービスも申し分なかったし,月光の湯の湯加減も最高であった。難を言えば,別館3階の「楓」は眺めが今一つ良くなかったが,まあそこまでは欲張りすぎか。

オセアニア学会の帰りは横浜に帰る人の車に乗せてもらったため,途中で「湯の花まんじゅう製造元・清芳亭(電話0279-20-3939)」で温泉饅頭と羊羹を買うことが出来た。饅頭は9個入りで600円,羊羹は300円という激安値段の上,鮮度が高くて実にうまかった。宿や土産物屋の値段はもっと高かったように思う。車での帰京であるが,渋滞に巻き込まれ,新前橋から高円寺まで4時間ほどかかったのは誤算であった。あの後横浜まで帰ったのではさぞ疲れただろう。しかし,ぼくもお茶の水からダッシュで家に帰り,まあいろいろあって24:00過ぎに眠り,翌朝5時に起きて大学へ行き,生態人類学会の領収証と宿の見取り図の準備をし(完成間近でAccess 95が飛んでしまったので領収証作りに2時間もかかったが),タクシーで上野へ行って新幹線で高崎に出て,水上行き10:20の各駅停車に何とか間に合ったのでえらく疲れた。その夜の宴会では24:00を過ぎた頃ダウンしてしまった。翌朝の発表を聞いていたときも溜まっていた疲れが出たらしく(と言い訳する),一番前で居眠りしてしまった(発表者はさぞ不快だったことでしょう。すみません>2日目の発表者各位)。

生態人類学会の帰りは,バスで渋川に出てから各駅停車で高崎に行き,切符を持ったまま一時下車して駅ビル内のラーメン屋で昼食をとり,15:30の快速アーバンで上野に17:03に着いた。伊香保温泉から渋川までバスが550円,渋川から東京山手線内への電車が2210円だったので,この行き方なら往復でも5520円という安さである。

なぜか数本だけ満開になっている上野公園の桜並木を見ながら歩くのも,この季節にはなかなか乙なものである。17;30過ぎに研究室に着いてみると,萩原君が新しいsv1号(Pentium IIマシン)を組み上げて,ネームサーバのaliasも書き換えてくれていたので,www.humeco.m.u-tokyo.ac.jpがWindows NTマシンのyumiからFree BSDマシンのsv1に移っていた。これで手元のマシンからすべてのWEBページをメンテできるようになった。すばらしい。オセアニア学会のホームページを立ち上げるように言われてしまったのだが,この環境なら何も恐くない(本当か?)。


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