枕草子 (My Favorite Things)

【第96回】 行き詰まりと打開(1998年11月21日)

こんなに良い天気なのに不景気なテーマで申し訳ないのだが,昨日からやっているLinux/Alphaのインストールで行き詰まっているのだ。コトの顛末はまた稿を改めて書くとして,要するに問題点が続出しているのである。追加したメモリは認識してくれないし(さっき販売店に電話したら取り替えてくれるということでちょっと立ち直ったけれど),NICは認識してくれないし。そのせいで昨日はこのページも更新できなかったし,最近文庫に入ったので買った養老孟司さんの「唯脳論」も読み進められなかった。Linuxに慣れればもう少しましになるのだろうが,設定ファイルもコマンドもFreeBSDとはちょっとずつ違うので戸惑うことが多い。ま,ぼちぼちやるか。

昨日のドラフトでは逆指名の福留選手と岩瀬選手を初め,星野監督によれば「スムーズにいった」のが,唯一の救いである。

と書いてから両面作戦でAlphaのインストールを再開した。1つはRedHatのバージョンを上げること。5.2を工業技術院のサイトから全部ダウンロードするのだ。もう一つはNICとビデオカードを枯れたものと交換すること。幸い,直ぐ隣にWindows95が動いているPentium Proマシンがあって,PCIバスにViRGE/VXの8 MB RAMのビデオカードと3comの905カードが差してあったので,それと交換した。Windows側としては新しいカードの方が速くて良いはずである(設定は萩原君にやってもらった)。デバイスを交換してから電源を入れ,子どもを迎えに保育園に行って食事をさせ,風呂に入れてから再び大学に来てみると,NICは認識されている。Xは640x480モードでしか立ち上がらないが,ViRGE/VXと認識されているようだ。RedHat5.2の全ダウンロードも終わっていたが,これなら更新しなくてもいいな。いつものことだが,変な行き詰まりは,打つべき手を打てば必ず打開されるのである。打開されない場合は,打つべき手が足りないか間違っているのだろうと考えて別の手を打つのだ。それが人生である。天気は曇ってきたみたいだが,まるでぼくの調子と天気の良さが逆位相でシンクロしているようだ(素直に天気の悪さとシンクロって書けばいいのにね,変な奴)。


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