往路あさま504号。小雪がちらちらしている程度だったので自転車に乗れないこともなかったが，この後かなり降るらしいので，長野電鉄を使った。昨夜，帰って晩飯を食べながらふとNHKをつけたら「イパネマの娘」の誕生についてのドキュメンタリーをやっていて，つい惹き込まれて見てしまったので，非常に眠い。自転車じゃなくてちょうど良かったかもしれない。「イパネマの娘」は好きな曲なんだが，日本語や英語のバージョンでは，「イパネマの少女」になっていたり，橋本一子みたいに「イパネマの少年」にしていたりするので，原曲のポルトガル語バージョンの歌詞の意味が，あんなに無常感と疎外感に満ちたものだとは知らなかった。てっきり好きな娘にふられた歌か，せいぜいが片思いが届かないという歌なのかと思っていた。本当はテレビなんか見ている場合じゃないのだが。
考えてみるとソロモン諸島に出かけるまで半月しか残されていないので，そろそろ調査準備もしなくてはならない。今回やることは人口調査なので，ほとんどが資料の転記と聞き取りである。資料の転記のためには，電池駆動する入力端末が欲しいので，昼食のついでに秋葉原に出て，Mobile Gear II白黒版の中古とコンパクトフラッシュとニッケル水素電池と充電器付きの太陽電池を買ってこようと思う。
しかし，半月というのは恐ろしいことだ。その間に論文を２本仕上げて，人口大事典の索引作りをして，年賀状を書いて，４月から勤務予定の大学に提出する書類を作って，ああ，そのためには健康診断も受けなくちゃいけないんだっけ，等々考えると目が眩む。これは，読書を止めるしかないかも。
人口学会東日本部会の準備打ち合わせなどもあり，午前中は瞬く間に過ぎた。既に14:00近いので食事に行ってこようと思う。
秋葉原行きは無駄足に終わった。昨日はあったのに，MC/R320が売れてしまっていたのである。他の店にも全然なくて，失意をぶらさげて研究室に戻ってきた。そのせい，というわけではないだろうが卒論生から相談を受けたCのデバッグが完了せず，改善方針を示しただけで終わってしまった。
帰りは終電１本前。バイオカイトの本は凄い。物理が苦手なぼくでも論理が追えるし，抜群に面白い。
って，さっきの決意はどうなったんだか？