枕草子 (My Favorite Things)

【第776回】 追試の監督(2002年3月11日)

土曜も日曜も,生態学辞典の原稿作りと人口学会東日本部会の報告書作りと引越し準備と家事に明け暮れた。子どもたちともあまり遊ぶ時間がとれなかった。原稿書きや家事は毎週末にやっていることだから,つまりは引越し準備に時間を取られたということだろう。

明けて月曜の往路は,あさま550号である。今日は,午前中に歯科治療を受けて,13:00から会議があって,15:00から追試の監督がある。帰りにデスクトップコンピュータを入れるための箱を家からもってくるために,自転車の袋を持ち帰ることや,ザックにCDを詰めて持ち帰ることを忘れないようにしなくてはならない。ダンボール箱が届くのを受け取るのも忘れてはならない。Thinkfree Showでは扱えるファイルサイズが小さすぎるので(画像が何枚も入っている5.4 MBのpptファイルを開いたら,編集途中で固まってしまった),やはりPowerPointかLotus Freelanceくらいはインストールする必要がある。結局先週は行けなかったvaioの再修理もあるから,秋葉原に出る必要もあるが,今日は無理か。

いちばん嫌な仕事は追試の監督である。何が悲しくて出来が悪かった学生につきあってやらねばならんのか。まじめに講義を受けていたけれどわからなかったというなら,まだ可愛げがあるが,講義にも出ていない学生に,どうしてつきあってやらねばならないのか。これはどう考えても不条理である。追試をネタにして不条理文学が書けるかもしれない。追試バトル・ロワイアルとか。

生態学辞典の原稿を投稿し,東日本部会の自分の分の原稿を仕上げて人口推計の分を送ってくれるようにメールで依頼したら昼になったので二食で食事を済ませ,フィリピンの住血吸虫調査の会議をしていたら,途中で追試の時間になってしまったので,追試監督のはじめ30分は技官の方にお願いして会議を終え,追試監督を交代しに行ったら,既に学生が1人しかいないのだった(だから,バトル・ロワイアルどころではないのだった)。もっとも,最初から3人しか受けていなかったそうだが。単位未取得の学生は10人ほどいた筈だが,他の学生は卒業する気がないのだろう。

追試監督が終わってから自転車で秋葉原にvaioを再修理に出しに行き(時間がなかったのでソフト屋方面にはいかず,ソニーサービスステーション直行直帰であった),郵便局でハガキを投函して,帰り道にある大きな文房具屋でファイル類をいくつか買って戻ってきた。それから終電1本前に乗るために研究室を出るまでは荷造りをしたのだが,あまりに進まないことに愕然とした。気合いを入れなくては。ともかく,明日にはデスクトップは梱包してしまおう。


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