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個別メモ
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【第36回】 蒲公英掘り(2004年5月18日)
- 5:30起床。今日は遠足の予備日ということで給食がないので弁当を作ってやらねばならない。おにぎり作りはぼくの担当ということになっているので,適当に4個握った。これからの季節は,ラップか何かで握った方が細菌の繁殖を防ぐには有利なのだが,形のよさやコメのばらけ具合を考えると手で握る方がいい。塩を利かせ,鰹節を醤油に浸したものと梅干の果肉部分を具材として埋め込んでおいたので,まあ大丈夫だろう。以前はいきなり掌に米を載せて握っていたので大きさがバラバラだったが,一旦茶碗についで具材を埋め込んだりしてから,掌に塩をまぶし,そこに茶碗の中身をあけて握るというテクニックを覚えてからは,格段に楽になった。
- その後,手早く自分の食事を済ませ,小学2年の娘を起こして外に出た。何でも昨日,タンポポを掘り起こして根っこの長さを計るという宿題が出たらしい。昨日のうちに子供たちが途中までやってあったのだが,これが凄い大物で,しかも集水マス(というのだろうか)のすぐ脇にあって,どうやらマスの下にもぐりこんでいそうだったので,掘りきれない可能性が高いと思われた。そこで,娘には少し離れた障害物のなさそうなところで,根っこが細めのやつを掘らせておき,古新聞を敷いて膝をついた格好になって,ぼくがこの大物を掘り進めた。結局悪い予感はあたって,集水マスの下にもぐりこんで,それ以上追えないというところで,根っこの追跡を諦めて切ってしまったのだが,それでも54.2 cmもあった(右の写真はそれである)。朝からすっかり汗をかいてしまった(疲れた)。根っこが短い方の同じくらいの太さのところから先の長さをつけたして,全長の大雑把な推計をするというのはどうだろうか。
- 7:33に自転車で家をでたので,往路あさま504号。今日は比較的空いていると思う。車内で健康づくり財団の資料作りの続き。
- 午前中で何とか資料作りが終わった(叩き台レベルだが)。食後,打ち合わせ前に,できるだけ北関東医学の原稿をやっておこうと思う。
- 打ち合わせ終了。資料をもう少し整理して8部作ることになった。明日は9:30出発予定。ソロモン諸島調査のために予備の遠心器の見積もり依頼。送っていただいた名刺に印刷されたメールアドレスでは,lと1の区別がつきにくかったので,3回も送りなおさねばならなかった。
- 東大出版会から大塚・篠原・松井編『島の生活世界と開発(4) 生活世界からみる新たな人間−環境系』,3800円+税,ISBN 4-13-034174-X(Amazon | bk1)が届いた。5月21日発行なので,たぶんまだ店頭には出ていないだろう。何故届いたかといえば,第6章「開発と環境保全の相互連関性−マルチエージェント・モデルによる分析−」を書いたからだが,他の人の担当章は初めて読んだ。山内君の4章「基本的ヒューマン・ニーズの充足からQOLへ」と梅崎君の5章「衛星画像分析はなにを明らかにするか」は意欲的に新しいことを盛り込んでいて面白かった。自分の6章も含めて第II部「環境を評価する試み」は,到達点は目標点のずいぶん手前だ(し,逆に気持ちだけ先走っているところもある)けれども,新しいチャレンジには違いないと思うし,オビの『環境問題の解決をめざして:開発と環境保全との激突を,ソロモン諸島,中国・海南島,沖縄列島の地域社会からえぐりだすと,多様性のなかにも類似する特徴があらわれてきた。住民の環境に対する知識や意識のダイナミックな変貌,コンセンサス形成の困難さなどを,開発の現場である生活世界から直視し,環境問題を解決するための新たな視点を探る』に,ある程度答えようとしたものだと自負している。とりあえず書店で手にとってパラパラっと眺めていただければ嬉しい。
- 復路新幹線では,北関東医学の原稿。自分の研究を簡単に紹介するところなのだが,短くまとめるのが難しい。マラリア話も入れたいし,南太平洋では正常範囲が違うという話も入れたいし,モデルの話も入れたいし,生殖内分泌学研究の話も入れたいし。うーむ。締め切りは明後日なので,そろそろ腹を決めないと。
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