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【第356回】 学校保健委員会(2005年8月26日)
- 6:15起床。息子の投げ込みにつきあってから朝食をとって出発。昨夜自転車は長野駅に置いてきてしまったので,長野電鉄に乗った。台風が関東を通過中らしいけれども,もう長野は晴れ間もみえるので,自転車を置いてきたのが残念だ。
- 今日は小学校の学校保健委員会にPTA会長として出なくてはならんので,時間休をとっていったん長野に戻り,終わったら再び群馬に来る予定。天気がもってくれるといいのだが。
- 今朝の新聞記事で知ったが,Asianux 2.0リリースが今日らしい。値段はいくらなんだろう。
- あさま515号でいったん長野に戻って自転車を飛ばし,小学校で1時間ちょっと,学校保健委員会に出た。「シンプル衛生公衆衛生学2005」(南江堂)によると,学校保健委員会は『学校における保健安全についての計画を作成し,その組織的・効果的運営の要となるもの.(p.215)』とされていて,組織としては,学校,家庭,地域,児童生徒という4者の代表からなる例が紹介されているのだが,多くの学校での実情はといえば,年に1回か2回の,校医さんと養護教諭によるPTA役員への健診結果の説明とか健康教室になっていて,「要」になりえていないと思う。学校保健法第2条に『学校においては,児童,生徒,学生又は幼児及び職員の健康診断,環境衛生検査,安全点検その他の保健又は安全に関する事項について計画を立て,これを実施しなければならない』とあり,おそらく理念としては学校保健委員会がこの学校保健安全計画策定にかかわるべきなのだけれども,ぜんぜんそういう組織にはなっていない。我が校だけではなく,全国的にそうなのは,学校保健法にも学校保健法施行令にも学校保健法施行規則にも,この委員会が規定されていないからであろう(法的根拠がない。昭和24年「中等学校保健計画実施要領(試案)」,昭和33年文部省通達,昭和47年文部省保健体育審議会答申,平成9年文部省保健体育審議会答申「生涯にわたる心身の健康の保持増進のための今後の健康に関する教育及びスポーツの振興の在り方について」くらいらしい)。保護者の代表として誰に声をかけるかといったことも,各学校に任されているようである。計画自体は学校保健法第2条に規定されているように立案・実施の義務があるので(健診の日程決めだけになってしまっている学校が多いらしいが),おそらく校医・養護教諭を含む学校側だけでやっているのだろう(教育委員会や保健所は関与しているかもしれない……というか,たしか尿検査などは長野市一律だったと聞いた覚えがあるので,教育委員会から降りてくるのが実情かもしれない。けれども,少なくともPTAは関与していない。もっとも,実際問題として,PTA役員を策定に関与させてもらっても,どれだけ実働できるかは未知数だが)。この辺り,教科書に掲げられている理念と,実情が大きくかけ離れていることを実感した。個人的にはそれだけでも出席した甲斐があったし,内容もまあ興味深かったので,出てよかったと思う。終了後,再び自転車を飛ばして長野駅に戻り,15:21発あさま556号で高崎に向かっているところである。
- 17:00に研究室に戻り,原稿書きを再開。あと3時間でどこまで進められるか。
- 電話とかメールとか大学院生が来たりとかいったことがあって,あまり進まず。復路あさま531号。月曜に人間ドックがあるのに必要書類を持ち帰るのをすっかり忘れてきたことに,吾妻線に乗っているときに気づいたけれども,後の祭り。これは日曜の晩飯を食べたら研究室に行って泊まるしかないな。
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