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【第596回】 人間ドック(2006年7月21日)
- 6:10頃目が覚めた。結局,研究室に置いてある応接用の低い机の上で,冬用に置いてあるセーターを枕にして眠ったのだった。意外に快適であった。人間ドックが8:00までに受付ということなので,7:00になったら出ようと思う。
- まあ何とか無事に昼には人間ドックが終わって研究室に来た。見落としていたが,今週のPNASに載っていた近年,現在,そして将来の鳥の絶滅の速度にヒトの活動が与えた影響という論文は,あの人口爆発のPaul Ehrlichが噛んでいる研究であった。要旨だけみても,1年間に100万種当たり何種が絶滅するかという単位E/MSYを使って表現すると,俗に西暦1500年以降が26 E/MSYと言われるのはヒトの影響が入る前の1 E/MSYに比べると高いけれども過小評価であって,既に絶滅した種の種類がもっと多かったことが化石資料からわかってきていることなどを考慮すれば,近年の絶滅速度は約100 E/MSYと推定され,21世紀には約1,000 E/MSYに達すると予測されるという,かなり強烈な内容である。要旨の結語は,人々は鳥を守るために特別な努力を払う,となっているが,これは「べきだ」ということなんだろうか。
- 午後,再試になった3年生やら,再試を免れた3年生やら,地域保健実習の5年生やらがパラパラとやってくるので,その対応をしているうちに時間が過ぎていく。
- 19:20頃研究室を出て自転車で新前橋へ(既に雨は止んでいた)。しかし,床屋の前を通ったらちょうど空いていたので散髪してもらい,高崎に着いたのは20:46となった。待合室で福岡伸一『ロハスの思考』ソトコト新書,ISBN 4-907818-71-8(Amazon | bk1)を読了。これは安井さんが「メディア派」と呼ぶのもわかるなあという内容だった。相変わらず文章はうまいんだけれども,学者としてはイエローカード近い点も散見されるように思う。なお,最後の方に坂本龍一とか田中康夫知事とかレスター・ブラウンとの短い対談が収録されているのだが,坂本龍一がマクロビオティックをやっているとは知らなかった。田中知事の指摘はここでも鋭い。きっと凄く勘がいい人なんだろう。復路あさま549号が10分遅れだったので,長野に着いたのは22:40頃だった。曇りだったので自転車で帰宅できた。
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