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【第654回】 公衆衛生学会1日目(2006年10月25日)
- 5:50起床。メールを打ったりサーバ部品(Athlon64 3500+とTForce 6100-939とDDR400のメモリ2枚)をPC SUCCESSのネット通販で注文したりcup.comで借りているメーリングリストの設定を変更したりしていたら8:00になったので朝食をとりにいく。バイキング形式で和食でまとめたのだが,ホテルのバイキングとは思えないくらい美味だった。富山は美味しい(キャッチとしては某書のパクリだが)。
- 朝食後もメールを打ってから県民会館へ。会長講演とSir Marmotの招待講演を聴いてからミラノ料理屋で昼食をとり,午後は国際会議場で口演をいくつか(国際保健いくつかとバンコク憲章の話)聴いてから県民会館に戻ってポスターセッションを回り,再び国際会議場に戻って自由集会。島内さんのバンコク憲章の口演は超満員で会場の入り口付近に立って覗き見るような感じになってしまった。国際保健セッションは知人が多く出席していて,国際保健医療学会のような雰囲気であった。自由集会は生Ichiro Kawachiを見ることができた。話がうまかったし,Instrumental Variablesを含めたフレームワークは目からウロコであった。英語でモデルの話を聴くと頭を使い,刺激が大きかった。この話は,後でまとめてみるつもりだが,実は人類生態学的なフィールドワークをやっていれば,適切なInstrumental Variableを見つけるのは,そう難しくないような気がする(とても難しいと言われていたが)。ただし,社会疫学では,その導入によって,観測できない攪乱因子の影響を制御し,環境要因と健康・病気の間の一般法則を見つけるのが目的(ちょっと大雑把な表現だが)だけれども,人類生態学は,それも含めて,所与の環境要因の元で系がどう振舞うかを知りたいところが大きく違う。人類生態学のやり方で行き着くところは民族誌で,ある意味,三中さんがいう歴史学的把握なので,他の何に役立つのかというとわからないわけだが,社会疫学は状況が変わっても成り立つ一般法則を求めているので,もしうまくそういうものが見つかれば(ただし良く考えると,本当に状況依存でないかは不明なはずだが),世界中で役に立つことが期待される。まあ世の中で社会疫学が広く受け入れられ,期待される一方で,人類生態学が全然広まらないのも尤もであろう。そういう意味では無駄が多いし。
- 国際会議場と県民会館の間にローソンがあったので,朝のネット注文の代金を支払った。うまくすると金曜には部品が届くはず。来週になってしまう危険性もなくはないが,それでも月曜にはサーバは復旧できるはず。ハードディスクが壊れていなければ,の話だが。
- 夜はホテルへの帰り道にある店で飲みながら食事。昆布〆刺身やホタルイカの素干し,満寿泉という日本酒などすべてが頬が落ちるほど美味であった。ホテルに帰ったのは22:00過ぎくらいで,テレビをつけたらまだ日本シリーズをやっていたのだが,ドラゴンズが負けたので気落ちしたこともあり,それ以上に酔っていたこともあり,そのまま眠ってしまった。
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