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個別メモ
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【第744回】 会議とか(2007年2月23日)
- 5:55起床。この時刻に空が白んできているとは,もう春だな。異常に暖かいし,来週から外での朝練を再開するか? 娘次第だが。
- 信毎によると,昨日,流域協議会に県が穴あきダム案の説明をしたとのこと。実態が見えてこなくて歯がゆい。この種の説明会は「住民に説明して意見を聞きました」というアリバイ作りにしかなっていないことが多くて,いくら反論が出ようが無視されるのが常なんだが,そのこと自体を問題にしたらどうだろうか。来週27日に,娘の授業参観があるので午後休をとることになっているのだが,偶々その日の夜に浅川公民館で住民向けの説明会があるので,行ってこようか。ポイントは3つで,まず(1)「安心」は別として,「安全」が理由にならないことを認めさせること(ダムを作ることで多少でも地滑りの危険が今より増す一方,洪水の最大の原因は千曲川からの流入なのでダムを作っても防げないことが明らかであることと,学問を少しでも知っている人なら当初計画時の最新の知見なんてほぼ無意味で,現在のデータを使って計算しなおさないと科学的評価にならないこと,この2点を踏まえれば「安全」に寄与する保証が皆無であることがほぼ明らか),(2)拗れた事態の収束を図るための妥協案として事業を継続するのが落としどころだというなら,心情的にはわからないでもないが,かつて多くの巨大事業がそうやって進められて巨額の予算を無駄遣いして失敗を繰り返してきた「コンコルドの過ち」から学ぶ気はないのかということ,そして最後に,(3)この種の説明会はいくら反論があっても「住民の意見を聞きました」というアリバイ作りに使われるだけで,それでは説明会の意味がないので,説明に納得したかどうかのアンケートでもとって,たとえば過半数の人が納得しない限り開催実績として認めないことにすべきということ。このアンケートは,事業者が実施して集計するんでは捏造されるかもしれないので,たぶん取材に来ているであろう複数のメディアで共同実施して,有効回収率とか地域住民の何パーセントをカバーする調査かということまで含めて全プロセスを公開したらいい。そうするとサクラを使った動員がかかるかもしれないが……。
- 往路あさま512号。今日は昼過ぎに大学院教務委員会がある。もし多少時間の余裕があったらデータ入力をしたい。
- 枝廣淳子さんが,日記で21世紀環境立国戦略特別部会に選ばれたと書いているんでメンバーを見たんだが,環境問題の専門家なんてほとんどいないような気がする。どういう人選なんだろう。「21世紀環境立国戦略」の策定についてという報道発表資料も,論理破綻していることはともかくとして,誰の作文かしらないが日本語としてひどすぎる。一応,公文書なんだろうから,もう少し何とかならなかったんだろうか。
- 大学院教務委員会はほぼすべての案件が承認のみで済んだので10分余りで終わってしまった。毎回こうだと楽なんだが,それだと逆に存在意義がないかもしれない。
- Rubyの開発者まつもとゆきひろさんのインタビュー記事(Tech総研)は面白い。それにしても,天才は外見まで似るのだろうか(本人がどう思うかは知らないが,きっと川端君やたけしょうは同意してくれるだろう。ドイツや米国を行ったりきたりしている天才とそっくりだよね?)。いや,ライフスタイルは全然似てないけど。それにしてもThinkpad X31を「最近お気に入りのマシン」とは,北大の久保さんとも被ってるなあ。
- 天羽さんのblog事象の地平線で知ったが,NatureのNewsに「あるある」捏造問題が紹介された(記事)。高橋久仁子先生へのインタビューが入っていたりして,概ね妥当な紹介だと思うが,「あるある」が"Presented as a scientific documentary, ..."ってのは違うと思う。本当にドキュメンタリーだと思ってみていた人がどれくらいいるというのか。だから関西テレビは「バラエティショーに嘘があって何が悪い?」と開き直れば良かったのに。
- 雨催いの割には花粉が多いのか,目がショボついて仕方がない。データ入力もある程度できたし,21:00より前だが帰途に就くことにする。
- アルファブロガーとして何度か目にしたことがある小飼 弾氏がR - 汎用言語としても素敵なんでRというエントリで,Rに「惚れてしまった」と書かれているのが,何だか嬉しい。
- 高崎で少し時間があったので,タワーレコードに寄ってみたら,上原ひろみの新作(正確に言うと,今までずっと一緒にやってきたドラムとベースの2人に,新しくギターが加わった4人のバンドHiromi's Sonicbloomのデビュー盤)が出ていたので衝動買いしてしまった。ギターの音そのものとしては,オレンジペコのカズマみたいなアコースティックなのが好きなんだけれども,上原ひろみの速さと互角に渡り合っているのは凄いと思う。それ以上に,こんな音を人間が思いつくこと自体が驚異だが。復路あさま551号が今日は長野まで行ってくれるので,その間ずっと聴いていられる。
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