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個別メモ
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【第923回】 停電(2007年11月9日)
- PHSのアラームで5:55起床。真っ暗で無音。あれ? と思ったら,停電だった。そういえば通知が来てたっけ。6:00に通電し,水槽や冷蔵庫の低いモータ音やコンピュータのバックアップ電源のブーンという音が聞こえ出し,同時に頭上のオレンジ色の小さな灯りが点いた。電気ポットも湯を沸かし始めた。普段は意識していないが,いろいろな人工的な音や光に囲まれて生活しているんだなあ。今日も晴れていて寒い。×。往路あさま510号。
- 数理生物学会のMLに巖佐前会長(松田さんによるとDragonsファンとのこと。それにしても昨日の試合は情けなかった)から京都ゲーム理論ワークショップの情報が流れた。社会疫学で新しい理論モデルを立てたら発表できて有益なディスカッションができそうなワークショップだと思った。魅力あり。
- 角川のサイトにLの紹介が載っていた。川端君は昨日念校をしてきたそうだが,今月末書店に並ぶとすると,印刷から配本までが物凄い速さで進むということなのだろう。早く読みたい。
- 明日の公開シンポジウムの準備など。うーむ,いろいろありすぎる。
- その後,漸く月曜の講義資料を印刷。先週の課題解答例に加えて,今週は課題だけ新しく作ったので時間がかかった。やはり課題は新しく作らないと,既にwebに載っている解答例を丸写しの学生が多数出てしまうので(まあ,それはそれで,自分で操作しないと結果は出てこないわけだから,まったく無駄というわけではないんだが),2回に1回は新作する必要があるだろう。さてしかし。課題の本題に辿りつくまでのコードがやや長いので,webに載せておくべきだろうなあ。するとコード名も必要だな。
- 18:00からインドネシアからのゲストのレセプションパーティだったのだが,参加者が少なくて料理が大量に余ってしまった。まあ,その分,1人1人のゲストと長く話せたという意味ではメリットもあったわけだが。余った料理は,会場脇の自習室で勉強していた学生を呼んで食べてもらうことになった。群大の石井記念ホールは,この融通の利かせ方がいいなあと思う。
- 研究室に戻ってメールとかR実践活用兼長崎発表の準備とかを進めていたら,21:00になったので帰途に就く。
- 復路あさま551号。PHSをみると,今日のドラゴンズは台湾代表に4-2で勝っていて,あと9回裏を守りきれば終わりだ。4打点すべてが井端というのは凄いことだな。久々に新幹線車中で気力が残っているので,徒然なるままに以下を打つ。このところ新幹線の中では,ずっと,チャットモンチーの『生命力』をエンドレスリピートにして聞き続けている。ボーカルのハシエリの声はYUKIとAikoを混ぜたような質なんだが,言葉がはっきり聞き取れるのがいい。チャットモンチーの魅力のかなりの部分は歌詞によっていると思うので,ここは重要なポイントだ(それにしても「手のなるほうへ」のサビより前の部分は,YUKIの新曲と言われても違和感がないほど,歌い方まで似ていると思った)。ハシエリの声を別にすると,3ピースガールズバンドとしてはTHE NEWSを思い出させる。演奏の元気さが似ている。見た目も声もメロディーも歌い方も全然違うんだけれども,「とび魚のバタフライ」「真夜中遊園地」「女子たちに明日はない」とかを聞いていると,永遠の名曲「Pops」を思い出してしまう。「Pops」は「あなた」が縛りつけられたつまらない現実の制約を断ち切って戦うことをencourageする歌なんだが,「とび魚のバタフライ」は「わたし」が飛び立つ歌だと思う。最初の方こそJALのリゾッチャのキャンペーンソングか? と思うほどハワイハワイしているのだが,最後は見事に未知への挑戦を決めている。つい応援したくなってしまう。これで「親知らず」なんか聞いた日にはもう,一人暮らしを始める娘に対する父親の心境にさせられてしまう(我が娘はまだ小学生だから,現実には随分先の話だし,そもそもが「親知らず」の後半は,父親が亡くなって一人暮らしをしている都会から帰省して母の悲しみを慰める娘の心境を歌っているようにも聞こえるが)。「スモールワールド」と「シャングリラ」は携帯電話との微妙な距離感が面白くリズムも面白い。「シャングリラ」の最初はドラムだけでリズムが刻まれているところにベースがかぶさり,ギターも入って最後に歌が入るという古典的なイントロがたまらなくいい。そういうハードな曲の間に入ると,ベタ甘の「バスロマンス」でさえも新鮮に感じるから不思議だ。「バスロマンス」と「Make up! Make up!」は,Sugarを思い出させたのだが,これもまたSugarと微妙に違って自立しているのがいい。「Gals power」でmake upするヒロインは男のためにしていたけれども,「Make up! Make up!」では自分をツヨクするためにしているのだし,「鏡よ鏡,私は誰?」と自己を客観視する冷静さももちあわせているところが素敵だ(また,この「誰?」の声の軽やかさは奇跡的だ)。「世界が終わる夜に」はAikoの「キラキラ」とか川本真琴の「Singing the rain」と同じく終末の歌なんだけれども,最終兵器彼女を思い出させるAikoや56億7千万年後の弥勒再臨とか末法思想とかを感じさせる川本真琴に比べて,等身大の終末との向き合い方がいい。とりあえず今後も注目しておこう。
- うーむ,我ながら何を熱く語っているんだか。
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