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個別メモ
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【第1549回】 事務手続きとかいろいろ(2010年3月19日)
- 5:00に一旦起きて二度寝したのが仇となり,往路あさま512号。やはり二度寝はダメだな。昨日買った,海堂尊の新作『マドンナ・ヴェルデ』(新潮社),ISBN 978-4-10-306572-2(Amazon | bk1 | e-hon)を読んでいたが,これまでのところ,『ジーン・ワルツ』で描かれた世界を視点を変えて描いた作品だといえる。サスペンスはないが面白い。途中,「男って,みんなろくでなし」という独白が出てくるのだが,垣根
亮介涼介の描くロクデナシほどロクデナシじゃないのだけれど,やっぱり,それはそうかなあと思わされる表現であった。
- 矢原さん凄い。素晴らしすぎる。他のことにも応用できそうなネタだ。統計学とかプロ野球とか。それにしても,ぼくは子供に買ってあげる時に読むので単行本化されたところまでしか知らないのだが,矢原さんは少年ジャンプで読んでるのか?
- 昼飯をとよだで食べながら,『マドンナ・ヴェルデ』を読了。海堂尊が死亡時死因検索に次いで拘っているのが産科の問題だと思うが,医療技術の進歩によって,どれほど重層的で難しい問題が生まれてしまったのかを,さまざまな立場の当事者視線で鮮やかに描出しつつも,料理とか俳句,風景描写などが優れて詩的で良かった。これで性悪説が入っていたらもっと救いのない泥沼に陥ってしまう可能性もあり,もしかしたら本当の地獄はそっちにあるのかもしれないが,しかし性善説に止まってくれたことで救われる読後感であった。しかし,この終わり方であるならば,次は傑作『医学のたまご』と対をなす作品が出るかもしれない。それとも,『イノセント・ゲリラ……』で張りまくった伏線を拾う方が先か?
- 人口学会仕事が降ってきたので,午後はそれをまず済ませた。次いで学務仕事とか,ノートパソコンのネットワーク機器としての登録書類作りとか。
- トレーニング・ジャーナルの最新号を,またもやお送りいただいた(いつもありがとうございます>Aさん)。表紙はフィギュアスケートの高橋大輔で,特集は「空中での身体コントロール」という,野球やソフトボールではあんまり問題にならないが,サッカーとかバスケとかハンドボールでは非常に重要なテーマであった。
- RjpWikiで,岡田さんが始められたパッケージ紹介書籍刊行プロジェクトは面白い。うーん,自分が紹介できるパッケージは岡田さんとかぶるからなあ。
- 復路あさま589号。
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