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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1738回】 卒業試験の日(2010年11月29日)
- 日曜は家事に明け暮れた。庭掃除を2時間とか,家の縁側や窓を掃除するのに1時間半とか。日本オセアニア学会仕事の修正依頼があったので,それだけは済ませたが。とはいえ,夜には龍馬伝の最終回を見てしまったので,骨休めをする時間もなかったわけではない。
- 月曜は公衆衛生学の卒業試験なので,朝早く行かねばならない。5:30に起きて味噌汁を作り,6:30に自転車で家を出て,往路あさま506号。眠い。
- 高崎で乗継ぎ待ちの間に学務課にメールを送って頼みごとをした。8:05の小山行きに乗り,前橋で降りて小児医療センター行きのバスを群大病院入口で降りて歩き,8:40頃に研究室に着いた。新前橋から自転車でも良かったのだが,卒業試験の監督には万全の体調で臨みたいので体力をセーブした。すぐにメールを見たら,学務課からの返事はもう届いていた。素晴らしい。感謝>Tさん。
- 試験は概ね無事終了した。マークシート分は採点も終わった。あとは記述問題の採点を分担して今週中に終わらせなくてはならない。
- ご恵贈御礼。J.アルバート著,石田基広/石田和枝訳『Rで学ぶベイズ統計学入門』シュプリンガー・ジャパン,ISBN 978-4-431-10238-0(Amazon | bk1 | e-hon)をお送りいただいた。原著の"Bayesian Computation with R"は出版された年に買って,時々拾い読みしていたのだが,通して読むには時間がなかった。人気が高い本のようで,既に原著は第2版になり,本書のために開発されたLearnBayesパッケージも大幅にバージョンアップされているそうだが,本書はその第2版の方の翻訳である。「ベイズ統計学の基礎知識と実践的技法を学ぶテキスト」と銘打たれている通り,MCMCとかGibbs Samplingの解説も含まれているので実践的にも使えると思う。大変有難い献本であった。ありがとうございました>石田先生。
- 漢字穴埋め問題の採点が終わったら20:00近かった。疲れたので今日はここまでにしよう。20:45頃に群大病院入口を出るバスで前橋に行き,復路あさま549号。長野も予報に反して雪にはならず,星が冷たく輝いていたので,自転車で帰れてよかった。
- 復路ずっと読んでいた,スケルトン探偵ギデオン・オリヴァーシリーズの新作,アーロン・エルキンズ著(青木久惠訳)『騙す骨』ハヤカワ文庫,ISBN 978-4-15-175111-0(Amazon | bk1 | e-hon)を帰宅後も止められず,3:30までかかって読了。ギデオンとジュリーが何かの理由で海外の観光地を訪ねると,そこにある謎を秘めた骨と出会い,異国情緒あふれる景色を描きながらも,ギデオンが骨の謎を解くことによって殺人事件が解決する(その過程でギデオンが危険な目にもあう)という,探偵小説の王道ともいえる展開はいつも通りであった。今回はメキシコの田舎で風変わりなジュリーの親戚が経営している観光農場に行ったのだが,偶然にもその直前に,半年前にその近所の村に立ち寄った人がミイラ化した死体が見つかっていて,その死体には銃創と見られる穴が1つしかなく銃弾も見つからないという謎があって,報告書が書けない田舎警察署長が困っていて,ギデオンに鑑定を依頼してくるというのが物語の発端であった。わりと伏線がわかりやすかったので途中で物語の展開はほぼ読めてしまったが,ギデオンとジュリー,それにシリーズ第5作『呪い!』でも登場したマヤ人の血を引く警官マルモレーホ(本書では出世して大佐になっている)やジュリーの親戚とのやりとりのテンポが良く,ミステクーサポテク文化遺跡のヤグールの風景描写が実に印象的で,最後まで楽しめた。ヤグールは,実は今年世界遺産に登録された場所なので,本書の描写が魅力的なのも,舞台自体が素晴らしい場所だということなのかもしれない。本書の原著"Skull Duggery"は去年発行されているので,エルキンズは目の付けどころがいいということだな。
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