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個別メモ
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【第1781回】 日帰り札幌出張(2011年1月20日)
- 5:00に村治佳織の「Le Ciel」で起床。この曲が凄いのは,目が覚めるだけではなくて,その目覚めが心地よいことだ。一応,これでダメだったときのためにWillcom 03のG-Alarmを10分後にセットしてあるが,それが鳴るべき時刻にはいつも既に起きているので,このところ鳴らしていない。
- 食事をして食器洗いを済ませ,6:00に自転車で出発した。氷結した雪道の上を自転車で長野駅まで行くのも,3日目となれば慣れてくるもので,30分弱で到着した。往路あさま504号では予想通り東京駅までずっと眠っていた。
- 東京駅での乗り継ぎは迷ったが8:28発のはずの熱海行き東海道線が10分ほど遅れていたので,それに乗ったら,途中新橋に停まるだけの快速のような気分で品川に着いた。ここでダッシュすれば8:41発の羽田空港行きに乗れたかもしれないが歩いたので8:51発の急行羽田空港行きになった。しかしそのおかげで座れたからいいか。9:16に羽田空港国内線ターミナル(国際線ターミナルという駅が1つ前に出来ていたが,国内線ターミナルが終点)に着き,そのまま北ウィングに行って,二次元バーコードを使ったチェックイン(eチケット控えと書かれていて,出発15分前までに保安検査場を通ればいいというポンチ絵を使った説明も一緒に印刷されているのでわかりやすい)。保安検査場で,常用しているザックの中身が詰め込み過ぎで見えにくいから分けてくれと言われ,3回機械を通す羽目になったので若干手間取ったが,時間的には余裕があるので気楽だった。10:15発の札幌行きなので,15番搭乗口の近くに着いたところで30分以上の余裕があった。
- 時間もあるし,せっかく月額380円定額のeconnectで契約しているので無線LAN接続を試してみたら,ここはBB Mobileのアクセスポイントがあるらしく,簡単に接続できた。速度は54.0 Mbpsで信号品質は「とても良い」というメッセージが出ている。とりあえずメール受信中。
- 出発15分前にボーディングが始まったが,まだメール受信中なので,終わってからにしたい。
- メール受信が終わってからボーディングゲートを通ったら,残り10名様でーす,という業務連絡をされてしまった。いや,もちろんこちらに聞かせるつもりではなかっただろうが。その10人もすぐに乗機したらしく,定刻の出発となった。途中も順調で,新千歳空港も晴れていて気分が良かった。JRの駅弁を買い,エアポート123号の中で食べながら札幌に着いた。
- 札幌駅から,会場のかでる2.7(ちなみにこの名称は北2西7という位置を示しているらしい)まで歩く道は,部分的には融雪歩道だったが,それ以外のところは雪が積もって氷結しており,長野と一緒だった。路肩に積もっている雪の量は長野より若干多かった。けれども空気の冷たさは長野の方がひどいと思った。
- かでる2.7には定刻の1時間以上前に着いたが,他のスピーカーと喋ったりしているうちに時間は飛ぶように過ぎ,あっという間に疫学セミナー開始となった。同じデータをSAS,R,STATAで分析する方法を示すというところで10分ずつという話だったが,誰もそんなことはできず,時間が延びてしまった。しかし逆にそれぞれの話(SASでは層別無作為抽出された標本調査データを分析するときに,各層の抽出率を重みとして考慮して母集団統計量を推定したり検定をしたりモデルを当てはめたりするSURVEY***プロシージャの説明,RではRcmdrPlugin.survivalを使った生存時間解析の基礎,STATAでは欠測データの扱い方の話で,MISSING COMPLETELY AT RANDOMの場合は単純に除去しても検出力が落ちるだけでバイアスはかからないが,MISSING AT RANDOM,つまり欠測となった人とそうでない人の間でその変数の分布には差が無いが他の変数の分布に差がある場合に使うmultiple imputationを,iceというユーザが開発してSTATA Journalに発表している追加機能で実行する方法の実演であった)は短めに済んだので,全体としては概ね時間の帳尻は合った。ちなみに,STATA Journalに出ているということは,査読を経ていて,ある程度の信頼性があることを意味するそうだが,Rの場合,CRANはソフトウェアの仕様上に矛盾や不足が無いかはチェックしてくれるけれども,内容まではたぶんチェックしていないと思うので,CRANにあるというだけで信用してしまうのは,とくにバージョンが低いときは危険だと思う(Rの信頼性について質問があったので,本体はほぼ信頼していいし,ScienceでもNatureでも大丈夫だけれども,すべての追加パッケージが完全に信頼できるとはいえないと答えておいた)。信頼性を高めるためにはユーザからのフィードバックが大事だと思うが,もちろん大きなパッケージを開発したらR Journalや他の統計学/ソフトウェア開発の雑誌に投稿するという手はあるだろう。しかしfmsbのような寄せ集めパッケージは,そういう発表はしにくいので難しいところだ。
- 復路は雪が降ってきて無事に飛ぶかどうか不安だったが,ほぼ定刻に出発し,何とか無事に羽田に帰ってきた。京急は8分待ちだったが,品川ではちょうど東海道線の東京行きが来たのに乗れたので,ほとんど待ち時間がなかった。それでも既に最終のあさま号には間に合わないので,前橋泊まりという計画は正しかった(昨日の夜,前橋ホテルの格安プランを予約しておいた)。
- 恐ろしいことにこの東海道線が浜松町を過ぎたところで緊急停止信号によって停まってしまった。安全確認がとれるまで停止するというアナウンスが入ってから3分くらい停まっていたが,大事に至らなくて良かった。アナウンスによると品川駅で線路内に人が立ち入ったのだそうだが,迷惑な話だ。まあ,最終のたにがわに間に合えば文句は無いが。
- 結局,22:30に東京駅に着いたが,最終のたにがわは23:00発で,高崎から両毛線に乗り継いで前橋には0:20着とのことであった。しかしその前のたにがわは22:24発だったので,品川で22:22だった時点で既に乗れなかったわけで,品川で線路に人が立ち入った影響はなかったといえよう。
- 東京駅の新幹線待合室は無線LANが使えるので,この30分待ちの間に,前橋ホテルに電話して30分のチェックイン時刻遅延を伝え,メールを受信して,メモのアップロードもできそうだし,時間の使い方としては悪くないと思う。
- さてしかし。東京駅で受信したメールの中にソロモン諸島から届いたものがあったので,研究班のメーリングリストにforwardしておいたのだが,添付ファイルの中身をみて大変な問題があることがわかって青くなっている。たぶんカウンターパートのFさんが12月に送ったメールを見ていなかったのだと思われる。細かいことはどうでもいいのだが,ワークショップ2日目は昼までしかできないので,そこだけは呑んでもらわなくてはならない。とりあえず12月に送ったメールを見てほしいと連絡してみる。修正案はそれからだ。
- 最終の新幹線たにがわ577号ではメール返事の案を作り(東大から来た来週月曜の人口学講義についてのメールへの返事の文も作って送信待ちフォルダに入れ),明日の試験問題(同じコンピュータ演習室で受けるので,一人ずつ問題は異なり,隣の人の解答を見ても意味が無いようにしてある)をAクラスとBクラス別々のディレクトリになるように分ける作業をした。一緒のディレクトリだと,Aクラスの人がBクラスの人の問題を見て携帯メールに送ってあげるとかいったことができてしまうので,物理的にそういうことができないようにしたのだ。現状ではこれが最善の試験方法であろう。面倒だったが何とか完了した。
- 高崎では数分の待ち時間で0:06発前橋行きに乗り継ぎ,前橋駅から前橋ホテルは徒歩10分くらいで,読み通り0:30に投宿できた。部屋に置いてあったケーブルの具合が悪いのか,最初LAN接続ができずに困ったが,自分で持ち歩いているケーブルを使ったら無事に接続できた。後は新幹線で作った問題をアップロードするだけだ。
- ……と思ったが,自分のケーブルでも転送途中に停まってしまうことが多々あり,フロントの話では接触が悪いというのだが,別に原因があるような気がした。ともかくストレスに耐えつつ何度も試行錯誤を繰り返していたが,2:00頃諦めてシャワーを浴びて眠った。
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