Top
個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1818回】 電車は電気がこないと動かない(2011年3月14日)
- 皮肉なほど穏やかな晴天。
- 輪番停電は,県単位か市町村単位で割り振るのかと思っていたら,もっと下の単位で割り振られていた。前橋市でも第1グループと第5グループがあって,昭和町は第5グループとなっていた。その間はサーバを止めておくしかなかろう。しかし主要なデータセンターなどの基幹サーバがあるところは停電対象外になっているらしい。流石にその辺は考えているんだな。
- しかし,輪番停電計画の発表により,電力の下流インフラである電車が軒並み運休になった。長野新幹線は本数を減らして運行するそうだが,両毛線と上越線が動いていない。たしかどちらも時々SLが走っていたような気もするので,いまこそSLを活用するというのはどうだろうか。そこまで無理して動かすこともないか(追記:列車だけ運行可能でも,信号とか踏切への給電が切れる可能性があると運行できないようだ。少なくとも,ディーゼルで動かせる小海線でも山梨の輪番停電区域では運行しないのはそういう理由なのだそうだ。JRは電車自体は自社発電でかなりまかなえる体制になっているらしい。新幹線には踏切がないので運行しやすいのだろう)。
- ニュースをザッピングして暫く様子をみていたのだが,新幹線は割と普通に一日中動きそうなので,とりあえず長野駅まで来てみた。10:09発の大宮,上野,東京しか止まらない518号がそのまま運行されていて(その前の516号を運休しているのだから,自分も含めた高崎に行きたい人は10:26発の520号に乗るしかなく,最悪の場合2時間近く待った人もいたはずだ),自由席も1〜4号車だけだった。一昨日の運行再開時同様,グリーン車以外全部自由で,新幹線の各駅に停まる運行にすべきだと思う。在来線がほとんど運休している状況では,唯一の足である新幹線は,なるべく効率的に運行してほしい。
- 帰りも何本か運休予定があるが,547号以降は普通に動くらしい。しかし高崎までの足が問題だ。自転車で行ってしまうべきか,新前橋でバスを待つか,悩みどころだ。
- とりあえずこのサーバは15:00でシャットダウンする予定。以降はもし動けば/.Jの日記とかで。
- 高崎から芝塚経由前橋行きのバスにほとんど待たずに乗れたので,新前橋で降りて自転車。12:30頃に研究室に着き,教室ミーティングで停電への対策とか余震対策とか,いろいろ予定されているイベントへの対策とかの連絡協議など。今日のR実践活用勉強会は,ちょうど停電時間帯なので中止にした。停電中はメールも使えないらしいので,急ぎの連絡はPHSのアドレス(minato_nakazawa[あっとまーく]dk.pdx.ne.jp)までお願いします。あれ? でもPHSの基地局も電気が来ないから使えないのかも。
- 節電のため,5階までの昇降も階段を使い,窓のブラインドを全開にして照明も使わないでいる。どれほど効果があるかわからないが,それほど仕事には支障が無い。
- トレーニング・ジャーナルの最新号が届いた。いつもご恵贈くださり,ありがとうございます(>Aさん)。しかし今日は内容についてコメントする余裕がないのでごめんなさい。とりあえずここまでアップロードして昼食にしたい。
- 昼食後,停電する前にと思ってメール送受信していた。サーバはバックアップ電源があるし,停電前にアナウンスがあるだろうと思っていたのだが,15:00ちょうどに,突然電力供給が落ちた。その後になって,これから停電しますという館内放送が流れたが,後から放送しても無意味であろう。脱力しながら,UPSの電力で動いているサーバをシャットダウンし,UPSの電源を落とすという手順を踏めたので,とりあえず出勤した甲斐はあったが。
- その後は,論文などを読みつつ,ラジオ高崎を聞いていたら,東京電力の最新情報で,第5グループについては17:00から19:00までに停電が発生する可能性がきわめて高いという情報が流れた。群馬大学は先走り過ぎだったような気がしないでもない。とはいえ,病院の電源を切り替えておかなくてはいけなかったから,仕方ないのか。基礎棟だけ外部と同期させるということも,きっと設計的にできないのだろう。
- 福島第一原発2号機も原子炉の冷却機能が停止したとか,原町火力発電所で重油タンクが爆発した(というのは誤報で,重油タンクの爆発ではなくクレーン車が燃えたという訂正が後からあったが)とか,気が重くなるニュースが流れてくる。
- 16:00少し前,「長野県で地震発生,大きな揺れに備えてください」という緊急地震速報が流れた。これはサーバを止めたまま,今日は仕事を止めて帰るべきかもしれない。と思ったが,自宅に電話して確認したら,あまり揺れなかったらしい。いろいろな情報が流れていてよくわからない。
- 17:30頃,まだ1時間半は群馬大学の中だけが停電なのだなと思ったら心がくじけてしまい,サーバ再起動は後でまた出勤するという助教のK先生にお願いして帰ることにした。自転車で新前橋まで行き,無茶苦茶な混み方のバスで高崎まで乗った。LABI1高崎で単一と単二の乾電池を買おうと思ったら売り切れで入荷見込みも立たないというのに驚き,長野に着いてからの帰り道もスーパーなどいろいろな店に寄りながら帰ったが,単一と単二の乾電池と,懐中電灯はほぼ完全に売り切れていて驚いた。これは,調査用に研究室に置いている単四で動作する懐中電灯を持ち帰っておくべきかもしれない。
- K先生が再起動してくださったおかげで,帰宅してみるとサーバが復活していた。ありがとうございます>K先生。
- オセアニア学会はメール理事会で計画変更を討議。明日の昼までというのは時間が短いが仕方ないか。JR東日本がこれだけ止まってしまうと,予定の館山開催は難しいだろう。
▼前【1817】(激甚災害(2011年3月13日)
) ▲次【1819】(優先順位を見極めること(2011年3月15日)
) ●Top
△Read/Write COMMENTS
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]