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【第2090回】 講義準備と家事の週末(2012年1月15日)
- 土曜はセンター試験に行く息子を送り出してから,地域の会の配り物をして,睡眠時無呼吸症検査キットをヤマト運輸に託してから,家事をしつつ講義準備を進めた。夜は蒸し器に白菜を並べ,冷凍シウマイを蒸した。簡単にできる割に美味でいいのだが,蒸し器が巨大なので洗うのが大変だった。夜,講義準備を進め,課題以外は完成した。新しい説明の仕方をいろいろと入れてみたので,これで伝わるといいなあ。
- 日曜も息子はセンター試験だが,娘も模試なので,(妻も土日とも早朝から出勤したので)昼間は炬燵を独り占めして講義準備や書類仕事ができる(持ち帰った論文初校関係の仕事をしなくてはいけないし)。朝は結構な雪が降っていて,雪かきをしなくてはいけなかったが,その後晴れ間が見えてきた。スーパーに米を買いに行かなくてはいけないので,晴れてくれた方がありがたい。
- この週末も時間があるときには読んでいる,戸田山和久『「科学的思考」のレッスン:学校で教えてくれないサイエンス』NHK出版新書,ISBN 978-4-14-088365-5(Amazon | bk1 | e-hon)の説明の仕方は参考になる。まだ途中だが,津田さんの『医学と仮説』よりも,疫学的な概念の説明はこちらの説明の方がわかりやすいのではないだろうか(もちろん,疫学入門を目的にするなら,『ロスマンの疫学』が一押しであることは揺るがないが)。もう一つ「科学」を語る本としては,p.56「大事なポイントは,説明は一種類ではないということです。私は,説明には少なくとも三種類あると思います。もっとあるかもしれません。でも,ここではとりあえず三種類の「説明」について話しましょう」(注:太字強調は中澤による)というように,ちゃんと留保付きの説明をしているところに好感が持てる。わかりやすい入門書を目指していても,いやそれだからこそ,留保なしの言い切り表現は科学にはそぐわないと思う。
- 戸田山本と同様な地位にあったが(時間があるときに読んできたという意味で),残り数ページだった,畝山智香子『「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える』日本評論社,ISBN 978-4-535-58604-8(Amazon | bk1 | e-hon)は読了した。100%安全な食べものなど存在しないのは当然だが,こうやってはっきり書いてくれることは意味がある。ADIとかNOAELとかTWIといった概念の説明も簡明でよい。EBMに基づいた現実的判断をするしかないだろうということと,なるべく多様な食べものをバランスよく食べるのが良いと考えるという落としどころも妥当だと思う。正体のわからない危険と正体がわかっている危険ならば後者の方がマシだと考えることができる人にとっては,とても胸落ちする説明の仕方だと思う。もっとも,たぶん,この説明の仕方が通用しない人というのも世の中には多くて,その人たちとどうやってコミュニケートするかというのが,リスクコミュニケーションの最大の難題かもしれない。
- vaio-saをメインで使い出して数日,確かに方々で指摘されてきたように,ファンの音は爆音といっていい。Rで高速計算をさせている間は仕方ないと思う。しかし,Let's Note Y5ではファンは停止していたような,エディタを打っている間でも,vaio-saのファンは轟音を立てて回り続けている。これ,もう少し静かにならないかなあ。
- いったんシャットダウンして,米を買ってきてから豚汁を作って晩飯。食後に再起動したらファンの爆音は幾分ましになった気がする。
- 23:00過ぎに論文の初校作業が完了。眠る前に明日の講義の課題を仕上げなくては。23:45までかかって,何とか仕上げることができた。これからアップロードして眠ろう。
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