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Latest update on 2024年9月4日 (水)
本講義では,「公衆」,即ち,地域社会で普通に生活している人々,あるいは各種機能集団の人々の健康を保持増進するための理論と方法について学ぶ。
そのためには「健康」を定義することが必要であり,本当はそれが実に難しい。保持増進するための理論と方法といっても,社会条件や健康観が違えば違ってくるので,社会の文脈に即した理論でなければならない。だから,この講義を受ける際に常に注意して欲しいことは,その話で論じられている「公衆」はどういう集団を指しているのか,ということである。
一つだけ確かなことは,種類はいろいろであるにせよ,公衆衛生学の対象が個人ではなくて人間集団だということである。この点は多くの他の専門科目と異なるので,注意されたい。
疫学については時間が足りないため,ごく基礎的なことだけ説明する。別途参考書などを参照し,自習して欲しい。実は疫学・生物統計学に限らず,公衆衛生学で扱うトピックはそれぞれ広大な裾野と奥行きをもっているので,本講義はあくまでも概論(とくに制度,法制,枠組み,方法論を中心にしたもの)と考えて欲しい。
前期月曜3限(13:10-14:40)。2022年度までは看護は後期、検査は前期に別々に実施していたが、2023年度から看護と検査合同の講義になった。原則としてD201でハイフレックス形式で実施する。
参考(期末試験問題及び解答例):2023年度期末試験問題 / 同解答例,2022年度期末試験問題,同解答例,2021年度期末試験問題,同解答例,2020年度期末試験問題,同解答例,2019年度期末試験問題,同解答例,2018年度期末試験問題,同解答例,2017年度期末試験問題,同解答例,2016年度期末試験問題,同解答例,2015年度期末試験問題,同解答例,2014年度期末試験問題,同解答例,2013年度の期末試験問題,同解答例,2012年度の期末試験問題,同解答例。
期末試験及びミニレポートによる平常点評価による。なお,期末試験は持ち込み不可である。期末試験で合格基準に達しなかった場合,翌週の再試験を受けることができる。
看護11名、検査7名が再試験該当となり、うち再試験を受験しなかった検査1名(看護1名も再試験を病欠しましたが翌週再々試験を受験しました)を除き、全員合格しました。不可となった検査1名は来年度に再履修することになります。