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公衆衛生学 (Public Health) 2012年度

Latest update on 2013年1月28日 (月).


講義の目的と概要

本講義では,「公衆」,即ち,地域社会で普通に生活している人々,あるいは各種機能集団の人々の健康を保持増進するための理論と方法について学ぶ。

そのためには「健康」を定義することが必要であり,本当はそれが実に難しい。保持増進するための理論と方法といっても,社会条件や健康観が違えば違ってくるので,社会の文脈に即した理論でなければならない。だから,この講義を受ける際に常に注意して欲しいことは,その話で論じられている「公衆」はどういう集団を指しているのか,ということである。

一つだけ確かなことは,種類はいろいろであるにせよ,公衆衛生学の対象が個人ではなくて人間集団だということである。この点は多くの他の科目と異なるので,注意されたい。

講義の計画と内容

  1. 公衆衛生学とはどういう学問か?(10/1,配付資料)
  2. 健康について改めて考えてみる(10/15,配付資料プレゼンテーション資料)
  3. 公衆衛生行政と保健統計(10/22,配付資料)
  4. 医療法と医療制度(10/29,配付資料)
    (11月5日は看護2年生予防接種のため休講)
  5. 地域保健(11/12,配付資料)
  6. 母子保健・親子保健・学校保健(11/19,資料)
  7. 老人保健(11/26,配布資料)
  8. 国際保健(12/3,資料)
  9. 感染症とその予防(12/10,配布資料)
  10. 疾病統計・疾病予防(感染症を除く)(12/17,プレゼン資料)
  11. 衣食住の衛生(1/9=水曜日だが月曜の振替日,プレゼン資料)
  12. 産業保健(1/11=金曜日1限,@D201,プレゼン資料)
  13. 精神保健(1/18=金曜日1限,@D201,プレゼン資料)
  14. 環境問題と公害(1/21,プレゼン資料)
  15. 期末試験(2/4)

(注)看護2年は金曜に疫学があるので,この講義では疫学・生物統計学は扱わない。

成績評価と基準

「期末試験による」とシラバスに書いたが,ミニレポートによる出席点(内容が良ければ加点することもある)も併用する。なお,期末試験は持ち込み不可である。

参考書・参考資料等

鈴木庄亮・久道茂(監修)辻一郎・小山洋(編)『シンプル衛生公衆衛生学2012』南江堂

毎回配付資料あり。webサイトにも掲載する


リンクと引用について