今日も青空がまぶしい。6:43発のあさま502号で左列の窓側に座ると,東の空から強烈な朝日が射し込んでくる。きっと,夏日になることだろう。長野市では夜風が涼しいので,寝苦しいということがないのが救いだが,東京では寝苦しい熱帯夜が続いていることだろう。帰り道に不忍池をつっきって上野駅まで歩く20分ほどの道だけでもじっとりと汗ばむのだから。東京の人たちはご愁傷様である。
今日のテーマは誤変換である。なぜかといえば,今,新幹線の車内に流れたニュースに,おそらくは誤変換だろうと思われる記載を見つけたからである。長野新幹線では,各車両の両端のドア上に電光掲示板があって,車内案内やニュースが流れているのだが,今流れていた朝日新聞のニュースは,おかしかった。婦女暴行を働いた慶応医学部生が退学になったという記事だったのだが,退学の理由として,「医師になる人間として不的確」と書かれていたのである。
ほらね,案の定,ATOK12では「不的確」が変換第一候補だ。この場合の正解は,どう考えても「不適格」である。きっと,電光掲示板にデータを入れたときにやってしまった誤変換だと思う。まさか,天下の朝日新聞がこんな誤変換を見逃すとは思えない。もっとも,慶応医学部から出てきた声明文だから,もし声明段階で誤変換していたなら,そのまま掲載することもありえなくはない。もしそうだったら,紙面ではどうなるのだろう? 「不的確(ママ)」とでもするのだろうか?
ところで,あの電光掲示板の情報は,どうやって入れているのだろうか。新幹線の制御室で専用に入力しているという可能性もなくはないが,おそらくADAMSみたいな文字放送情報を得ているのだろうな。どうせそうなら,多チャンネル対応にしてくれたら,と思うのは欲張りすぎだろうか。ドア上部に何行も流すのは鬱陶しいので,せめて前後で違うニュースを流してくれるとよい。是非,JRには一考を願いたいものである。