枕草子 (My Favorite Things)
【第347回】 茶臼山(2000年7月22日〜24日)
- 土曜日の午前中は家で仕事をしているが,もうすぐ娘を迎えにいく時間だ。今日は曇りなのだが,風が入ってこないので蒸し暑い一日である。明日は東京で息子の保育園の同級だった子どもたちが遊びにきて,茶臼山の恐竜公園に行く予定である(ここまで土曜日に自宅で仕事をしつつ打った)。
- 月曜の往路は,6:43発あさま502号。今日は素晴らしい青空なのだが,昨日の疲れと,夜中に娘に起こされたのが祟って,新幹線の中では高崎まで熟睡。
- 昨日は最高気温36℃という暑さの中,予定通り恐竜公園に行った。しなの鉄道篠ノ井駅西口からタクシーで10分弱,広大で人が少なく,面白い場所だった。茶臼山という場所は昔から地すべりがひどくて対策が必要だったため,公園として整備し,ついでに恐竜の模型を置いたということらしい。巨大なティラノサウルスなど(右写真),25体の恐竜が点在しているのだが,その間に長い長いローラー滑り台とか,運動遊具を並べた冒険の森とかいった遊べる設備もあり,そこらに立っている木々にはシロスジカミキリがたくさんいたりして,子どもの元気を引き出すような場所なのだった。恐竜の化石が出るのかどうかは知らないが,そう思い込んだ子どもたちは,化石を探すんだといって石と石をぶつけて割って中身を見ることにしばらく熱中していた。わりとペラペラと剥れるような石の質なのだが,そんなやり方では化石は見つからないだろうと思いつつ,大量の食料と娘を担いで炎天下を歩いていたわが身であってみれば,小学校1年生に発掘の仕方を教える気にもなれず,静観していた。下手に制約をつけるよりもやりたいようにやった方が楽しいような気もするし,結果的にはよかったように思う。
- 冒険の森で遊んだ後,長野市の方まで一望できる展望台まで引き返して向かった動物園では,モルモットを抱くことに子どもたちは熱中していた。上野にいないライオンがいるということで張り切って歩いていたのだが,広大な園内で歩きつかれたのか,ライオンのいる南門近くでは既に動物への関心を失っていたような気もする。余裕があれば,併設されている植物園や自然史博物館などにも行こうと思っていたのだが,息子の友だちは東京まで帰らねばならないという時間的制約もあって,昨日は断念した。まあ,刺激の量としては,ちょうど良かったような気もする。
- 高崎で目が覚めてここまで打ったものの,再び眠ってしまい,上野の直前まで目覚めなかった。よほど疲れているのだろう。体は痛くないのだが。
- ソロモン諸島情勢は,金曜日にマライタイーグルフォースのノリ氏が,イサタブ解放運動のリーダーのうち3人が来ていないことに不満であるとして停戦協議を一時停止していたのが今日再開される予定だったのだが,天候不順を理由に3人は到着せず,病気を理由にガダルカナルの州知事Ezekiel Alabua氏も下船してしまったので,停戦協議に実質的進展はなかったそうだ。イサタブ側の広報担当者は木曜日のミーティングまでには全員参加するよう努力するといったそうだが,3人は来たがっておらず,停戦実現は難しそうだということだ(以上,ソースはラジオオーストラリアのサイト)。相互の信頼がもともとないところで腹の探り合いをしている以上,紛糾するのは仕方ないことなのかもしれないが,悲しいことである。英連邦の力で何とか話し合いの席につかせるくらいのことはできないものか? それくらいなら内政干渉には当たらないと思うのだが。
- 今日からはミーティングがないので月曜日の時間が長く感じる。でも帰りが早くなるなんてことはなく,復路は21:30発あさま535号の予定。
- だったのだが,例によって終電になってしまった。
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