枕草子 (My Favorite Things)
【第348回】 小学校の夏休み(2000年7月25日)
- 今日は妻が所用で娘の保育園の送迎ができなくて代わりをするため,研究室にいられる時間が短い。朝研究室に行く前か,夕方娘を迎えに行く前に,息子の小学校に鉢植えの朝顔も取りに行かねばならない。明後日からの夏休み中,世話をするのだ。今年息子が小学生になって初めて知ったが,長野は夏休みが短い。東京育ちのぼくの常識では夏休みは40日間なのだが,長野の小学校では3週間余りしかない。夏休みが暑さ対策であることを思えば,東京よりずっと涼しい長野で休みが短いのは合理的かもしれないと思うし,普段の休みが多いような気もするから,バランスはとれているのだろう。
- 大学に勤務している親としては,夏休みなんてものはせいぜい3日間だから,子どもの夏休みが短いのは歓迎である。どっちみち,小学校に入ってからというもの,友だちと遊ぶ時間が飛躍的に増えたので,そんなにびたーっと面倒をみなくてもいいのだが,完全に家を留守にして仕事に行ってしまうのはやはり心配なのだ。子どもにとってはどうかと考えると,うーん,どうなのかなあ,長野に住んでいると,とくに長期休暇でなくても日常から離れることは比較的容易だから,あまり長期休暇だから楽しいということもないような気がするが,子どもならぬ親の身であってみれば,本当のところはどうだかわからない。
- 結局,一日雨という予報なので帰りは善光寺下で降りて娘をピックアップして帰るのが良さそうだと判断し,朝顔は朝のうちに持ち帰っておくことにした。長野電鉄のタイミングが悪く,往路のあさまは9:36発になってしまった。帰りは15:50上野発のやまびこで大宮まで行き,あさま5号に乗り換える予定。18:00までに迎えに行かねばならないので,これがぎりぎりの選択である。いっそ休みをとってメルパルクで開催中の国際植生学会の市民講座に行ってみるという手もあったかもしれないが,各種原稿の締切がおしていて余裕がないのだ。
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