予定通り乗れたあさま535号は,例によってがら空きである。快適。読み直してみると,上の文章はかなり傲慢な物言いをしているように感じて恥ずかしい。それに,翻って,じゃあ健康科学・看護学科に独自の理念はあるのか,国際保健学専攻に統一理念はあるのか,と問うてみれば,創立当時はともかく,教授が替わる都度変遷していってずいぶん怪しくなっているように思うから,東京大学のような形で設置される新しい「専攻」にdisciplineを期待するのが間違いなのかもしれない。よくよく考えてみれば,環境学専攻に必要なのに欠けている人口学と,相対的に手薄なヒト絡みの部分が,自分なら補えるという自負があって歯噛みする思いが,上の発言の根底にあるような気がする。決して喧嘩を売っているのではなく,発展して欲しいと思っているのだということだけはご理解願いたい。人類生態学研究を志す学生にとって,国際保健学専攻と環境学専攻を比べて,どちらが魅力的かというと,おそらく修士課程レベルでは環境学専攻の方だと思う。うーん,そう考えてみると,人類生態学という学問は,既存の修士2年,博士3年というスタイルには馴染みにくいのだな。やはり人類生態学研究所とか,地域研究センター人類生態学部門とかいった形で独立した方がいいんじゃないだろうか? (この部分,暴言かもしれない。まあ,独り言なので気にしないでいただきたい)