枕草子 (My Favorite Things)
【第425回】 かつてメールに書いた文章(2000年11月8日)
- ファイルを整理していたら,WEBサイトを立ち上げる前に書いたメール群がふと目に留まった。資料的価値がありそうな文章は,枕草子・補遺として徐々に公開して行こうと思う。とりあえず1つ,「タンニンって何?」は,喫茶MLに投稿したメールを若干変えたもの。
- 小さな子どもがいると良くあることだが,4:00頃睡眠を中断せざるを得ない羽目に陥った。その後二度寝したら,次に目が覚めたのは6:50だった。風邪気味なこともあって元気が出ず,7:50に家を出てゆるゆると自転車を漕ぎ,8:37発あさま506号に乗った。
- 午前中はメールをチェックした後,ダウンロードした論文(ProNASの最新号のAnthropologyコーナーにあった,量から質への転換が社会進化に果たした役割とかいうタイトルのもの)を両面印字させてから,そのプリンタのトナーが尽きかけていたことを思い出し,どうせ生協に行って注文しなくてはいけないのならAlphaマシンでTru64 UNIXでも使えるSCSIカードの見積もりも取っておこうと思い,alpha-axp-MLで流れていた情報を元にIntraserver Technologyという見慣れない会社のU2W/LVDのカードを探索し,ITI6102U-UKという型番のものが存在することを確認した。
- 妻が職場でサツマイモをオーヴンで焼いたものが,家に大量にあったので,今日はそれをもってきて昼食にしている。サツマイモにはβアミラーゼという酵素が含まれていて(唾液アミラーゼはαアミラーゼ),熱を掛けるとこの酵素の活性が高まることによって,澱粉が麦芽糖に分解されて甘みが出るのだ。βアミラーゼはいくつかの植物に含まれているが,サツマイモのそれは失活する温度が70℃前後と比較的低いらしい。至適温度も65℃〜70℃辺りとされているから,なるべくその範囲の温度を保つことが甘く焼く秘訣らしい。オーヴンはその条件を作るのに向いているということだ。本によってはβアミラーゼ活性の高まりは50℃とか書いてあるものもあるが,サツマイモの品種ごとに多少至適温度が違っているのかもしれない。
- いずれにせよ,いくら甘いサツマイモでも,3本も食べると満腹になり,もう要らないという気になった。パプアニューギニアやソロモン諸島での経験でも最初はこんなものだったが,慣れてくると5本でも6本でも食べられるようになるから不思議だ。身体が適応するのだろうな。
- 午後は時折コンピュータの相談に乗りながらも,国際シンポジウムの準備を多少進めた。夕方生協に行って各種注文を済ませ,夜はメールの返事を書いたりPenn. State Univ.のPopulation Research InstituteのWorking Paperを読みたいという院生がいたのでアドレスを教え,ついでに今年のリストを見たら,ウガンダのHIVについてマイクロシミュレーションモデルが載っていたのでダウンロードし,印刷した。もう一つ平行して進めていたのが,来年度,非常勤講師をするための(主眼は教育歴をつけること),履歴書作りである。突如金曜日までに必要なことがわかった。明日までにIPアドレスのつけかえ文書(建物全体のIPアドレスが今月下旬に変わるのだ)も完成させねばならないし,いろいろと忙しい。
- もちろん帰りは終電。座れたのでIPのつけかえ文書作成をやろうとしたら,ネットワーク配線図がiGrafx Designerで作ってあるのに,このvaioにはMicrografx Designer 6しか入れていなかったので参照できず,文書作成もできず。仕方ないので「東京湾の環境問題史」を読み進めることにした。
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