枕草子 (My Favorite Things)
【第437回】 プリンタ(2000年11月28日)
- 今朝の長野市内は曇天で小雪さえちらついている。今日も小学校のバザーのために昨夜持ち帰った文庫本を運んだので,往路あさま506号。小学校の先生からは大変感謝されるが,こちらとしては読み終わって,資料的価値はなく,かつ「どうしてもとっておきたい」というほどの思い入れが湧かなかった文庫や新書を処分してスペースを空けているのだから,そんなにお礼を言われると却って恐縮してしまう。1年半ほどの間に,そういう本が数十冊というのは,溜まり方としては普通だろう。捨てるに忍びないのでとっておくわけだが,前回はそうした本が段ボール2箱を超えて溜まったので,本郷三丁目駅に寄贈したのだった。駅においておくのと,小学校のバザーで売るのと,果たしてどちらが有効なリユースだろうか?
- 軽井沢近くで窓の外を見ると,青空が広がっていた。窓越しでは空気の冷たさが感じられないので,日射しだけ見るとまるで真夏のようだ。冬の日射しっていうのは,もう少し弱々しいものだったような気がするのだが。
- さてプリンタである。昨日から何故LBP-310を掘り出しているのかといえば,研究室にはハガキにまともな印字がある程度高速にできるプリンタがこれしかないからという理由に尽きる。同じキヤノンでも,LBP-A309GIIとかLBP-830みたいな大型のプリンタは手差しでハガキを通すのは甚だ面倒だし,カラーレーザープリンタPhaser 780Jなど厚い紙だとA4サイズでも時々詰まるほどデリケートだし,OKIのMicroline 24DXnは両面印刷とかさせるには素晴らしい性能を発揮するもののハガキ印刷が苦手なのは昔からのOKIと同様である。EPSONのカラリオPM-700というカラーインクジェットプリンタは綺麗にハガキ印刷ができるのだけれど,いかんせん,遅いし,共用のコンピュータにつながっているので,一日占領するわけにはいかない。
- ま,そういうわけなのだが,LBP-310とて問題がないわけではない。何枚も一度に吸い込むことがあるというのは大きな欠点だ。ただ,その場合でもあまりハガキが汚れないので,何回か印刷し直せばうまくいくことが多い。A4の上質紙とかだと,半分重なって何枚も吸い込んで駄目にしてしまうことがあるのだが,ハガキだとあまりそういうことはない。このプリンタは,もしかするとハガキ用に調整されているのではあるまいか,とさえ思ってしまうほどだ。しかし,できるなら何枚も吸い込んだりすることがないようなプリンタの方がいい。EPSONかキヤノンの最新型インクジェットのUSB接続版でも買えば,十分速いだろうし,vaioからも出力できて便利なような気がする。欲しいなあ。
- こうして物欲は作られるのだな。
- 3年生による2年生歓迎会に18:00から19:30まで出席して人類生態学について一席ぶってきた(人類生態学教室に来たくてこの学科に進学したという2年生が1人いたのには大いに感激したが,その後のぼくはコンピュータ関係の,周りの人が引きそうな話に打ち興じていたような記憶が微かにあるので,引いていないかちょっと心配)のを除けば,ずっと打ち出しとラベル貼りを続け,21:55,終電間際になって打ち出しは完了。ラベル貼りは多少残ってしまったが,これくらいなら仕方ないだろう。終電では大宮まで座れなかったが,大宮で2号車の一番後ろの席が空いた。週刊アスキーを読んでいたら,巻頭のROBODEXの記事は大したことなかったが,巻末の新CPUの記事に心惹かれた。Dual Athlonてのも良さそうだが,新Crusoeはもっと魅力的だ。
- 嗚呼……誰か,物欲生成に歯止めをかけるいい方法を知りませんか?
▼前【436】(親子丼(?)を創った週末(2000年11月25日〜27日)
) ▲次【438】(やっぱり食が基本(2000年11月29日)
) ●枕草子トップへ