枕草子 (My Favorite Things)
【第444回】 ソロモン諸島調査会議と忘年会の日(2000年12月8日)
- 今日は透き通った青空の下,進行方向右側の窓から遠くに見える北アルプスとおぼしき山々の白さが目に染みる。
- 会議は10:00からの予定なので,往路はあさま2号のつもりだったが,ちょっと遅れて8:05発あさま504号。これだと上野から急いでぎりぎりセーフという時間であり,会議前に何もできないのだが,今夜忘年会の後,研究室で夜明かしをして明日もそのまま仕事をしてもよいことになったので,何とかなるだろう。いや,シラバスとか,論文とか。研究室の後輩の論文がAJPAに通ったとか聞くと,死亡モデルは早く仕上げてNature(当初PNASを狙っていたのだが,結果のインパクトからいってNatureかLancetの方が向いているような気がしている)に投稿しなければと気が急くのである。個人ベースの死亡モデルは,そのままでは必然的にコウホート生命表を生み出すので,期間生命表に完璧にfitさせることはあまり意味がないかもしれないのだが,といって信頼できるオープンソースなコウホート生命表など数えるほどしかないのがジレンマだなあ。統合モデルでなら死亡の外因が期間によって変化するという扱いもできるが,死亡モデルだけではそれもできないし,取りあえず期間生命表でやってみるしかないか? 種類は少なくてもコウホート生命表を使うべきだろうか?
- 昼も弁当を食べながら会議をして,16:30頃終了。調査隊の主力である大学院生諸氏は1月から入り,ぼくは彼らが村に馴染んできているであろうと思われる3月頃にその村々を回って人口学的な調査の補足と健康調査をするということになった。
- 今後の予定としては,18:30頃から研究室の忘年会に出かけ,22:00頃戻ってくることになっているらしい。戻ってきても暫く飲み会は続くだろうから,落ち着くのは日付が変わってからと思われるが,たまには良かろう。
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