枕草子 (My Favorite Things)
【第552回】 好天から曇天へ(2001年6月7日)
- やはり半徹夜になった上,生態学の資料はあさま551号車内で仕上げる羽目になったのだが,久々に天気が良くて自転車で高経に行けたことを考えれば,これくらいは何でもないのである。照る照る坊主も作らなかったのに,晴れるとは運がいい。ていうか,照る照る坊主と天気に因果関係があろうはずはないので,この複文は余計な先入観を与える前半が後半を解釈する上で良くない偏りを与える典型的な事例になっている。
- なお,「この」は下線部を受けているのだが,こうやって下線でもつけないと指示関係が明確でないので,そもそもの文章全体が悪文である。
- まあ,そういう感じの社会調査(8回目)の講義内容だったのだ。しかし完璧に資料を作るのも考えもので,今日提出された感想には,「プリントにあることばかりでは講義がつまらない」というのがあった。多少わざと資料に穴を作っておいて,板書をした方が評判がいいというのは不思議だ。メモしなくても聞いて理解することに集中できた方がいいだろうと思うのだが,どうも学生というのはそうではないらしい。
- 12:50発たにがわで上野に着いたときはまだ好天の余韻が残っていたのだが,15:00過ぎともなると,梅雨らしいどんよりした曇天で,気が滅入る。早く夏にならないだろうか。
- 関係ないが,生物統計学/疫学・予防保健学教室のサイトにあった,抄読会の記録ページに触発されて,人類生態にもミーティングのページを作ってしまった。そんなことを昨夜やっていたのが半徹夜の主な原因だとすれば,これは自業自得というしかなかろう。あとは調査地のページを充実させれば,このところずっと継続してきた教室のメインページの改良は,ほぼ完了といっていいだろう。
- 帰りは終電1本前。日高敏隆編「水と生命の生態学」(ブルーバックス)を読み始めたが,熊谷辺りで睡魔に負けて熟睡し,長野まで目がさめなかった。
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