枕草子 (My Favorite Things)
【第554回】 摘果第1回の丹霞郷往還路(2001年6月9日)
- やっぱりまずいので,土曜の早朝,自宅からメールを見るついでに,この日記とグラフをアップロードした。こういうときに2つのサーバに同じものをアップロードしていると時間がかかって大変である。そのうち,ncftpを使ってミラーリングするようにしよう。
- 今日の予定は,牟礼に行って,りんごの摘果第1回をすることだ。一家で自転車を使って9:30に着くために,7:30に出発した。途中,昼飯用に若槻大通りの二葉堂でパンを買い込んだり,小休止をとったりしながら順調に進んでいったのだが,牟礼村との境界が近い辺りになって,例によって息子がもう自転車を押すのは限界だと言い出した。確かに,だらだらとした上り坂が延々と続くので,めげるのも無理はない。もっとも,ぼくだけなら乗っていけるくらいの勾配なのだが,小学校2年生にはきつかったというわけだ。
- ここで前回のように自転車を放置することに決めれば,問題は生じなかった筈なのだが,今日はもう少し頑張ろうと思って,息子の自転車をぼくが上までもっていこうとしたのが失敗だった。乗ってこぎ出そうとペダルに力を掛けた瞬間,「ブチッ」という音がして,足が力のやり場を失ってしまったのだ。端的に言えば,チェーンが切れたのだった。
- 結局,その場に子どもの自転車は鍵を掛けて放置し,歩いて丹霞郷に向かうことにしたので,9:30の集合時間ぎりぎりになってしまった。妻と2人で摘果作業をやったので,前回1人でやったときに比べると格段に効率が良かったが,りんごの木を共有している家族の方々が来なかったので,結局かかった時間は前回と大差なかった。かなり思い切って摘果したので,ちょっと現時点での見かけは寂しくなってしまったけれど,牟礼のふるさと公社の方から「これなら収穫のときは大きなりんごが採れること間違いなしですよ」と太鼓判を押して貰ったので安心できた。
- 丹霞郷そばの栗林で昼食を食べてから(大きな緑色の毛虫が何匹もクリの木を上下しているのが目にはいると少々気持ち悪かったが,空気がよくて,心なしかパンもおいしく感じた),帰途に着いた。子どもの自転車を放置してある場所までは,息子をサドルに乗せ,娘をリアキャリア上の子ども椅子に乗せて,片側のペダルに足をかけて滑って降りていったのだが,さて問題は子ども自転車をどうやって自転車屋(この近くでは,SBC通りのTRYまでないのだ)に運ぶかである。幸いほとんどずっと下り坂なので,切れたチェーンを外し,息子に乗らせることにした。チェーンがないわけだから全く漕げないのだが,だらだら下りの坂が続くうちは漕ぐのと大差ないくらいのスピードが出て,結構効率よく運ぶことができた。
- 相変わらず手際の良いTRYの店長の修理のおかげで,チェーンが新品になった(そのわりには,技術料込みで1942円と安かった)自転車に乗って,息子はご満悦だったが,こちらとしてはかなり疲れた一日であった。
▼前【553】(またも後遺症か(2001年6月8日;2001年6月11日追記)
) ▲次【555】(エコフィエスタ2001(2001年6月10日)
) ●枕草子トップへ