枕草子 (My Favorite Things)
【第620回】 ゴサインタン(2001年8月15日)
- 往路あさま502号。篠田節子「ゴサインタン」(双葉文庫)を読み始めた。
- これは,やばい。面白すぎる。しかも長いから,上野までで読了できそうにない。たいてい,こういう時は,昼休みになると,つい歩きながら読み続けて,食事中も読み続けて,長めに食休みをとってさらに読み続けるという事態を招いてしまうのだが,今日の昼休みは別にやりたいこともあるから,悩ましいところだなあ。
- 13:30頃,この数日やっていたデータ入力がすべて終わった。これから食事に出てくるつもり。やりたいこと,というのは買い物なのだが,そのために昼食を蔵前橋通りを降りた辺りでとることにしよう。
- 買い物もしたが,危惧(?)した通りの事態を招き,「ゴサインタン」を読了した。しかし,これは国際保健学のサブテキストとして必読である。それに,地域社会と自由意志の相克という近代に生きる人間ならば誰でも深く考えざるを得ない問題を,あまりにも鮮やかに描き出している傑作である。
- データの分析を開始したが,村によってサンプルサイズがあまりに違うことと,極端な値の人がいることから,ちょっと困っている。こういうときは丁寧にデータを見るのが常道なので,まあやるしかあるまい。
- 復路の新幹線は例によって終電1本前の予定。明日は娘の相手をしなくてはいけないので(保育園はお盆休みで妻が特別な仕事なため),休みをとっているから,おそらく次の更新は金曜日になると思う。
- 帰りの新幹線は空いていたので,上野から座って,瀬名秀明「ロボット21世紀」の続きを読んだ。読了したのは上田を過ぎていた。読み応えがある本だった。書きたいことはいろいろあるが,時間をみつけて書評掲示板に書こうと思う。
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