積もるだろうとは思っていたが,起きてみたら,まだ降り続いていて,登山靴でも埋もれてしまうくらい積もっていたのには吃驚した。この冬一番の大雪である。最寄駅まで歩く道は,踏み固められたところだけ20cmくらい低くなっていて,これがまたツルツル滑るので,近くの女子高に通う生徒がキャアキャアと大騒ぎしていた。しかし,こんなに寒いし滑る道なのだから何か対策すればいいのに,ミニスカートでルーズソックスというスタイルを変えないのは何故なのか? 気合い? 惰性? 群集心理? それとも,寒さとか滑って転ぶことまでもを生きる楽しみとして受容している? もちろん,個人差はあるだろうけれど。
長野電鉄がちょっと遅れ気味に長野駅に着いたので,走って新幹線ホームまで行ったのだが,何のことはない,JR在来線の到着が遅れているので新幹線あさま506号も発車を遅らせるのだそうだ。こんなことなら走るのではなかった。
そんな大雪だったのに,例によってトンネルを抜けて上田側に出ると,青空が広がっていて,地面の雪もうっすらと雪化粧をしたという程度なのだった。うーん,上田は住みやすそうだなあ。
新幹線の中では,高嶋ちさ子+加羽沢美濃のセカンドを聞きながら,昨夜脱稿した原稿にスペルチェックをかけている。たしかispellがTeXのソースに対応していたと思うのだがvaioにはインストールしていないので,pdftotext.exeを使ってpaper.pdfをpaper.txtに変換し,それをWZ Editorのスペルチェック機能でチェックしている。この方法は,今ひとつ効率が良くないのだが,Wordでやるよりは精神衛生上良いと思う。
やっと固有名詞とかが登録できて,これからだというときにバッテリーが切れてしまうとは,やはりVAIO 505 RXでは非力だと思う。しかたがないので,ここからモバイルギアでメモ。それにしても,要するに空白と改行文字を単語区切りにして,\も単語の始まりとして,かつ先頭が\で始まる単語はスペルチェックしないことにして,英単語辞書と照合して,単語辞書になかった語の一覧表を出力するスクリプトをPerlで書いた方が早いのではないかと思う。スペルチェックはバッチ処理向きだ。問題は,どうやって良質な英単語辞書を入手するかにかかっているが,PDIC関係でありそうな気がする。それともやはりispellをインストールする方が早いか?
研究室に着いてからispellをインストールしてみたものの,なぜかWindows2000のコマンドインタプリタウィンドウで一瞬表示されて消えてしまうために諦めてWZでチェックを続け,完了したのは13:30だった。早速共著者に送ったので,昼食に行ってこようと思う。戻ってきたら,人口大事典の索引作りだ。締め切りは金曜日。
スペルチェッカ補遺。ちょっと検索してみたら,GPLに従って配布されている4spellというソフトが良さそうだったのでインストールして試してみたら,さっきのWZでの苦労が嘘のような素晴らしい効率でスペルチェックができた。が,ファイル保存のときにハングアップしてしまった。おそらく,コメントとして日本語が混ざっていたためと思われる。チェックの時には無視できても,保存するときにはコメントでも2バイトコードが扱えないという仕様だとすると,ちょっと弱いなあ。コメントも英語で書けばいいのだろうけれど。
自宅に電話してみたら,昼からはずっと晴れていたというので,復路あさま563号で帰途に着いた。しかし,大失敗したのは,人口大事典の索引語を入れたキーワードファイルをvaioに移さなかったことだ。これでは仕事の続きができない。索引語をWZのキーワードファイルにすることで色分けしているので,WZのディレクトリに置いていて,いつものZCopyだけでは同期できないのをうっかり忘れていた。これはむしろ,作業ディレクトリで索引語ファイルを更新して,作業が一段落する度にWZのディレクトリにコピーして(copy /v /y term.tkw "%ProgramFiles%\WZ EDITOR"という感じの行を3つ並べたバッチファイルを作り,クリックすれば一瞬である),表示の設定して色分け表示を更新する,という形にするべきだろう。どうせキーワードファイルを更新するだけでリアルタイムに色分けが更新されるわけではないので,ワンクリック増えても手間は変わらない。