往路あさま506号。昨日からモバイルギアII MC/R330を使っていて,この文書はMGエディタとかいうソフトでAtok Pocketを使って打っている。それなりに使える。以前使った文豪ARDATAよりもキーボードは打ちやすいし,変換もまともだ。セッティングとしては,ファイル管理ソフトFMと辞書検索ソフトPDICCE,それにBJ M40のドライバをインストールしたのだが,ライフサイエンス辞書がPDICCEで使えたのは嬉しい。ただ,これで入力したデータをどうやってvaioにもっていくかがまだ決まらない。一つの案としては,データはすべてCFに保存し,vaio側にモバイルギア専用のディレクトリを作っておいてCFを差しこんでコピーするというのがあるが,赤外線通信でつないでActiveSyncとかいうソフトを使う方が簡単なのだろうな。
あさま号に乗る前に週刊アスキーを買おうかと思ったが,新幹線構内の売店が「しばらくお待ちください」と札がかかって閉店していたので,諦めて何も買わなかった。考えてみれば論文の続きをしなくてはいけないので,買えなくてよかったのかもしれない。
ActiveSyncなしでは赤外線接続が確立できないようなので,今CFを使ってモバイルギアIIで打った文書をvaio側に取り込んでみた(テキスト文書だったので,WZ Editorでmftxt.datを開いて直接挿入した)のだが,これは大丈夫だ。一瞬でいけた。では,再び脱稿寸前と言い続けている論文作成に戻ることにしよう。
バッテリーが切れた後もモバイルギアで論文を続けたのだが,大宮過ぎにふっと気が抜けて,気がついたら東京駅で掃除の方々に起こされていた。気まずい。上野に引き返さねばならないので外に出たのだが,乗ってきた電車が一番先に出発することがわかったので,掃除が終わるまで外で待った。まったく,何をやってるんだか。
昼食と15:00から16:15くらいまで経済学部であった会議の時間以外は,ずっと論文をやっていたが,終わらないままに21:00になってしまった。英文を読む速さに比べて書く速さは10分の1くらいしかないような気がする。能力不足。メールの返事を書いていないのも気になるが,長野電鉄の最終に乗るために,終電1本前の新幹線に乗らねばならず,帰途につかざるを得ないのだった。
長野駅に着くと粉雪がしんしんと降っていて,明日は積もりそうだなと予感させた。長野電鉄に乗って帰宅後も食事と入浴を挟んで論文を続け,2:00前に脱稿した。いつもそうなのだが,論文ってやつは,書き終えた直後は面白いものが書けたと思って興奮しているけれども,ちょっと間を置いて読み直してみると,大きな穴ぼこがたくさん開いているのに気づいてしまって興奮が醒め,何度か推敲して穴埋めをするというのが常道である。今回は,調査に出る前に投稿しなければならないので,そんなに推敲をする間もなく,きっと後で穴ぼこに気づいて赤面する羽目になりそうだ。共著者のチェックに期待しよう。