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個別メモ
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【第11回】 打ち合わせ(2004年4月8日)
- 遅く出ると思っていると起きるのも遅くなるらしく,書類を家で書くのは企画倒れ。仕方ないから新幹線の中で書こう。今日の水筒の中身はSikkim Temiである。もう1年以上前に買ったと思うので,風味はずいぶん落ちているが,それでもそこらのスーパーとかで買えるような紅茶よりは数段美味い。昨夜は長野電鉄に乗ったので,今朝も長野電鉄なわけだが,7:47に長野駅に着く各駅停車はかなり混んでいた。やはり自転車の方が快適だと思うが,電車だと多少混んでいても新書くらいは読めるのは利点だ。昨夜買ったカエル本は面白い。7:56発あさま504号で高崎へ。これだと8:47高崎発の両毛線に2分待ちで乗り継げるから,珈琲問屋に寄っても9:30には研究室に着けるだろう。待ち時間は一番少ない行き方かもしれないが,逆にいえば高崎駅で急がねばならないということだ。1号車から4号車まで自由席なのだが,喫煙可の3号車は論外として,高崎駅の階段が遠い1,2号車よりも,階段が近い4号車を選ぶのが常道である。幸い,2人掛け窓側の9Eが空いていたので,そこに座った。ここまで打ったら佐久平に停車したので(どうでもいいことだが,上田から乗ってきて9Aと9Cに座っていた女子高校生と思しき2人が降りる準備をするスピードは驚嘆に値した。何かの参考資料を広げていたのに,列車がホームに滑り込む直前になって片付け始め,それできっちり間に合っていた),これから高崎までは書類を書こうと思う。
- 一日中忙しかったのでメモの余裕なし。以下思い出して書いてみる。2つ書類を書いたところで高崎。慌てて両毛線に乗り換え,前橋に着いたのは9:02くらいだったか。自転車に乗って珈琲問屋に着いたのは9:12だった。昨夜,外から見たときの印象以上に凄い店だった。まず驚いたのは,店頭に並んでいる多種多様な豆がグリーンの状態であり,ローストを指定してその場で熱風焙煎してもらうという売られ方。例えば東大の近くのライブコーヒー本郷店みたいな店では,ロースターが大きいので少量焙煎指定などさせてくれないわけだが,ここにある熱風焙煎機はよほど性能がいいのか,マンデリン300gとトラジャカロシ200g(どちらもインドネシアの豆だ)をハイローストで注文したら,ほんの5分で焙煎と冷却まで完了したものが買えた。あまりに感動したのでメンバーズカードを作ってしまった(開店時間の1時間の差で客を1人逃がしたな>ミキ珈琲)。この店には椅子席もあってコーヒーや紅茶を飲むこともできるのだが,豆を買う待ち時間に注文すると100円引きになるとのことだった。今日は店内を見て回るので時間がつぶれたので飲まなかったが,次回からは注文してもいいかもしれない。もっとも,個人的には,コーヒーは焙煎後一晩おいてから挽いてすぐにドリップして飲むのが一番美味いと思うので,焙煎直後の豆で淹れるというのにはやや疑問はあるのだが。この店の利点はまだあって,コーヒー豆だけではなくて,器具も充実していてしかも安いし,紅茶やウーロン茶や中国緑茶やハーブティーも種類が揃っていて,さらにお菓子もWalkersのショートブレッドもあれば羊羹もあるという充実ぶりで,購買欲を抑えるのに苦労するほどだった。2月にできたばかりということは,まるでぼくが着任するのを待っていてくれたような。いや,もちろん偶然だろうが。すばらしい店を教えてくださった青木先生(ですよね?)の奥様に感謝。
- 研究室には9:33くらいに着いた。提出すべき書類作りを進めていたら,10:20頃だったか藤田先生がみえたので,医学統計学の打ち合わせをした。統計学を教えるのはなかなか難しいところがあるのだが,うまく講義と演習をリンクさせられるようにしたいと思う。とりあえず,いただいた前期の講義計画を元にして,後期の演習計画を組み立てて藤田先生にお送りすることになった。しかし今週は書類作りと土曜の発表のために身動きが取れないので,来週月曜までは待っていただくしかなかろう。
- 打ち合わせ終了後,昼前までは書類作りを継続したが,かなり面倒で進まない。昼は小山教授とさっきの会議の結果を話しながら弁当を食べ(ここで水筒のSikkim Temiがなくなった),その後図書館に連れて行っていただいた。後期にコーディネイトする演習の中で文献検索も教えなくてはいけないのか,それともそれは図書館でやって貰えるのか,という辺りを相談するのが主な目的だったが,ついでに時間外利用やウェブ経由の文献複写(他の図書館への)オーダーの申し込み用紙を書いて,館内を案内してもらった。文献検索は図書館の方でやっていただけることが確認できたので,後期の演習はまったく統計処理演習でいいことになって良かった。蔵書は決して多くはないが,主要な雑誌は押さえているし,職員証を登録しておくと,職員証の磁気テープ部分をカードリーダに通すことで24時間図書館が使えるという時間外利用の形態は実に優れているし,館内にあるコピー機を教室にあるカードで利用すれば複写も簡単にできるというシステムになっていて,山口県立大に比べたらもちろんだが,東大よりもサービスは上だ。ウェブ経由の複写オーダーというのも,まだ使っていないが,うまく機能するなら非常に嬉しい。
- 研究室に戻ってきて,マンデリンを飲みながら(ちょっとあっさりしすぎという気もするが,真価が発揮されるのは明日だと思うので,最終的な判断は明日まで待とう)書類作りの続きを始めたらすぐに東和銀行の人が来た。群馬大学のメインバンク(?)が東和銀行らしく,同愛会の引き落とし口座をどうせ作るなら東和銀行にして,そこに給料が振り込まれるようにすると,全体に手数料が安くて済むということらしい。べつに断る理由もないので東和銀行に口座を作ることにしたが,口座開設には住所確認ができる公文書が必要なので,パスポートではダメで,(ぼくは運転免許をもっていないので)保険証か住民票の写しがいるのだった。住民票の写しは既に事務に提出してしまったし,保険証はまだできていないし,ということで,口座ができるのは明日になった。そうなると4月の給与振込みには間に合わないので,取りあえず4月の給与だけみずほ銀行の口座に入り,5月から東和銀行ということになった。同愛会経由の団体扱い生命保険の引き落としも5月から(4月は現金払い)ということなので,ちょうどいいか。なお,東和銀行の口座は給与振込み先にすると他行のATMでの引き出し手数料が無料になるとのことで,長野でも問題なく引き出せることがわかった。まだ当分,そこから引き出すことはないだろうが,これも1つの安心材料である。
- その後19:00過ぎまでかかって2系統10種類以上の書類を作り終えたが,財形貯蓄の書類だけは印鑑が家にあるので,これは明日に回すことにして帰途についた。19:20を過ぎてしまったので新前橋駅まで自転車を試してみたら,20分しかかからなかった。前橋駅までと違いは2分くらいか。自転車置き場からホームまでが近いので,実質的な差はほとんどない。しかも,新前橋駅の近くにはハーバー珈琲という自家焙煎らしい喫茶店があったし(まだ営業中だったから,珈琲問屋が終わった後でも使えるという利点がある),新前橋,前橋,群馬総社という3つの駅を発着する列車の時刻がすべて載っている小さな折り畳み無料リーフレット(あれは何か正式な呼び名があるのだろうか?)が改札の近くに置いてあったし(どうして前橋駅に無いのか不思議だったのだが,ここで入手できたのはありがたい),ということで,大変に収穫が多い新前橋行きであった。前橋19:21発よりも新前橋19:31発の方がタイムリミットが後だから,これはやはり来月からは新前橋を使うべきかとも思うが,そうするとまた通勤届けを出しなおさねばならないので面倒だなあ。
- そんなわけで高崎駅で時間があったので,電源が使える待合室でずいぶんメモを打っておくことができた。帰りに水筒に詰めてきたトラジャカロシが美味だ。これも真価を発揮するのは明日だろうが。長野行新幹線はいつもと同じく531号なのだが,今日はやや混んでいるような気がした。
- 長野駅からの帰り道,柳町公園の桜が満開だった。朝と晩に自転車を漕いでいると肌寒いのだけれど,きっと昼間は長野も暖かいのだろう。
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