Top

保健行政論

Latest update on 2019年6月3日 (月)


1.授業のテーマと到達目標

公衆衛生行政の法律や組織,制度について理解し,それらの根拠となる考え方を学ぶ。

2.授業の概要と計画

前期火曜2限,看護専攻2年及び他専攻3年。

過去の記録:2018年度 | 2017年度 | 2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度

以下に掲載する資料は随時更新するので,できるだけ最新版を参照してください。

  1. 行政とは? 公衆衛生・保健行政の国際比較(4/9,資料
  2. 日本の公衆衛生の歴史(4/16,資料),参考:公的予防接種の在り方について(厚生労働省)「トロッコ問題」について(togetter)
  3. 医療法と地域医療(4/23,資料
  4. 地域保健(5/7, 和泉教授担当, レポートは紙で提出)
  5. 医療経済学(5/14,資料
  6. 医療保険制度と医療保障(5/21,資料)
  7. 医療従事者(5/28,資料)
  8. 最近のトピック・質問への回答など(6/4,資料)

参考リンク先

社会保障と税の一体改革
□政府広報オンラインweb
□厚生労働省サイトweb
□平成23年(2011年)中間報告pdf
■平成30年(2018年)5月21日「2040年を見据えた社会保障の将来見通し」
□内閣官房サイトweb
(目的)社会保障の充実・安定化+安定財源確保と財政健全化
平成24年8月関連8法案成立(社会保障制度改革推進法を含む)web
内閣に社会保障制度改革国民会議設置
→平成25年8月6日報告書を提出して廃止
平成25年12月「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」成立(概要
□医療保険改革法(2015年5月)web
「医療保険改革法(持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案(平成27年3月3日提出))」概要
財源は消費税頼み(消費税法による)web
消費税法第1条第2項により、消費税の収入は、地方交付税法に定めるところによるほか、毎年度、制度として確立された年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費(社会保障4経費)に充てる(2017年4月から10%にする予定だったが2019年10月に延期)web
背景としての人口高齢化
厚労省の情報(人口高齢化,社会保障給付費の推移,歳出・歳入構造の変化) | 国際比較(リンク先資料9ページ) | 日本の人口ピラミッドの推移,3時点
社会保障の充実・安定化について(厚労省資料):平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度
社会保障制度改革関連法文(e-gov) 社会保障制度改革推進法 | 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律
(参考)米国オバマケア関連 JETRO「ヘルスケア改革法が産業界に与える影響 | ハフィントンポストのオバマケアQ&A記事 | CLAIR REPORT(米国における高齢者福祉対策) | マイケル・ムーア監督の映画Sicko
厚生労働省の健康・医療政策 [web]
健康:健康づくり・疾病対策から感染症などの健康危機管理について患者や生活者の視点に立ち,国民一人一人の健康で衛生的な生活を確保web
医療:けがをしたり病気になった時に,安全で質の高い医療サービスを受けることができる医療提供体制を確立・全ての国民が健康で長生きできる社会web | 中央社会保険医療協議会(中医協)web
医薬品・医療機器:医薬品医療機器等法に基づき,製造から販売,市販後の安全対策まで一貫した規制web
食品:安全性確保=食中毒防止+食品中の農薬残留基準などの各種基準の策定web
医療保険:国民皆保険・持続可能な公的医療保険制度web
介護と福祉:web平成29 (2017) 年介護保険法改正
生活衛生:飲食業、理容業、美容業、クリーニング業、旅館業などの生活衛生の向上web
水道:国民の生活に欠かせない水道の整備、水道水源の開発、水道水質の安全確保(2013年「新水道ビジョン」等)web水道法の一部を改正する法律,2018年12月公布
受動喫煙を防ぐための政策
たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約 (WHO)
参考:外務省 | WHO神戸センター | World No Tobacco Day 31 May 2019 [キャンペーンサイト]
健康増進法第25条【受動喫煙の防止】e-gov
厚生労働省「職場における受動喫煙防止対策について」(労働安全衛生法2014年改訂)web
厚生労働省と自民党の対立 [NHK News] | 厚生労働省原案(原則屋内全面禁煙pdf)を支持するための日本禁煙学会の活動
厚労省「受動喫煙対策」web特設サイト「なくそう!望まない受動喫煙。」

3.成績評価と基準

【成績評価方法】8回の講義で毎回レポート課題を出すので,原則として1週間以内にwebフォームからレポートを提出すること(和泉教授担当回のみ紙で提出)。各20点満点で採点する。5回分(6回分以上提出した場合は点数の高い5回分)の合計点が評点となる。

【成績評価基準】保健行政について正しく理解したかどうかを評価するが,考察の深さや説得力により加点する。

【注意!!】 webフォームで提出後,確認画面がブラウザに表示されていれば100%提出できていますので,無闇に問い合わせメールを送らないでください。

4.履修上の注意(関連科目情報等を含む)

公衆衛生学,保健福祉論とは密接なつながりがあるので,併せて復習されたい。

5.オフィスアワー・連絡先

火曜日18:00~18:30,E707

6.学生へのメッセージ

成績評価はミニレポートのみによるので,確実に提出すること。

7.今年度の工夫

背景情報を増やしました

8.教科書

とくになし

9.参考書・参考資料等

10.キーワード

日本国憲法,内閣法,医療法,地域保健法,医療保険,中医協,医師法


Notice to cite or link here | [TOP PAGE]