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個別メモ
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【第1789回】 今日こそは本当に採点仕上げ(2011年2月1日)
- 6:00に目覚ましをセットしておいたのだが,5:50に息子の目覚ましが鳴って起きてしまった。しかし本人は起きてこないのだった。よくあの爆音で眠り続けていられるものだ。10分後に起きてきた娘と朝食をとり,食器を洗ってから出発。このところ寒い日々なのだが,今日はいつにも増して寒い。手袋を2枚重ねして長野駅まで自転車をこいで行ったが,手が凍るかと思った。しかし不思議なことに,積もっていた雪は昨日よりだいぶ少なかった。空気が乾燥しているからかもしれない。
- 往路あさま510号。まずは学生実習で出力用Rコードの設定からか。今日も日和って前橋からバスにした。学生用コンピュータのセッティングを完了したら9:56になっていた。学生が来る前にオセアニア学会メール確認ができるだろうか。
- 出力用Rコードが古いものだったので新しいものを探し,ファイル依存関係を解決して出力できるようにした。Ekaさんの博士論文発表会には間に合わなかったので,オセアニア学会アナウンス問題を解決した(結局サーバ設定を元に戻したら作動した。どうやら,Core-MINIのメーリングリスト機能を使う時は,1つだけはカスタムフィルタ設定が必要だけれども,他は転送で済むらしい)。
- 昼飯はとよだのランチを食べながら,森博嗣『喜嶋先生の静かな世界』講談社,ISBN 978-4-06-216636-2(Amazon | bk1 | e-hon)を読んでいた(本当は採点をしたいが,流石にランチを食べながらではセキュリティ的にまずかろう)。これは研究者でなくては書けない小説だと思う。
- SAS and Rなんていう本があるんだな。疫学セミナーのとき,RやStataのユーザは数えるほどしかいなくて,大半の人がSASユーザだったが,Rへの関心はありそうだったので,こういう本を読まれたらいいのではなかろうかと思う。
- 選択基礎医学実習学生指導をしたり,他の教室からの統計相談に乗ったり,ソロモン調査の旅費請求をGloviaでやったり,と忙しくしているうちに17:30近くなってしまった。実習でsemが動かないというので,ああでもない,こうでもない,と原因を探っていった結果,実はモデル指定の中でコンマを1つ打ち忘れていたのが原因だったことに気づいて,やや脱力した。
- 17:30からの疫学勉強会は順調に終わり,やっと採点作業に取りかかることができた。しかし仕上げには至らない感じだ。
- 19:26のバスで前橋に出て,復路あさま545号。
- 中教審の博士課程改革答申についての/.Jのスレッド。中教審が出した答申とは,『グローバル化社会の大学院教育〜世界の多様な分野で大学院修了者が活躍するために〜答申』であり,良いことも書かれているが,全体を通して感じる違和感は,課程制大学院制度の趣旨というもの自体が,研究とか学問の本来のあり方(『喜嶋先生の静かな世界』に書かれているような)からすると納得しがたいということなんだと思う。博士号は一定のコースワークをこなすだけで取れてしまう資格ではないだろう。「博士の学位が如何なる能力を保証するものかの共通認識が確立されていないこと」が問題だといいつつ,その共通認識として研究や学問の本質とは違ったものを求めていることが見え隠れするところが嫌なんだな。産業界からの要請はあるのかもしれないが,それはむしろ専門職学位というものに任せた方がいいのではないかと思う。
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