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個別メモ
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【第1821回】 雪(2011年3月17日)
- 長野は雪。かなり積もっていたので雪かき。長野電鉄で長野駅に出て,往路あさま512号で高崎着。新前橋行きを約30分待ち中。高崎周辺が停電中のためか,Willcomのアンテナが立たないのには驚いた。しかし無線LANでeconnectは使えた。高崎駅待合室のテレビも音声が出る状態になっていて(普段は,画面は表示されているが音声は切られている),ニュースを流していたが,みずほ銀行にシステム障害があってATMやネット取引が使えなくなっているそうだ。地震とは関係ないそうだが原因がわからないらしい。
- 結局,上野からの電車の接続を待って出発したので,10分遅れで新前橋着。かなり強い北風に逆らって自転車を漕ぎ,10:30頃研究室着。復電はしていてネット環境も復旧していたが,医学部メールサーバはまだ動いていなかった。それから20分ほどしてメールが復旧した。
- ラジオによると寒さのせいで暖房に使われる電力が増えていて,今日は群大の外でも第5グループ2度目の停電がある可能性が高いそうだ。特殊事情がある場合は別にして,群馬県の一般家庭の健康な人は,電力で暖房しないで服を重ね着すればいいのに。まあ,必ずしも合理的行動ができないのが人間だが。
- CRANの筑波サーバが落ちているのは,岡田さんのRjpWikiへの書き込みによると「地震による直接被害で、電気はきていますが、漏水がひどい建物にあるので念のため落としています」とのこと。筑波も被害が大きくて大変そうだ。国内のRユーザは,CRANミラーとしては,兵庫の方を使うこと。
- 少なくとも群大は13:30から今日2度目の停電に入るので,このサーバもそこで一旦止める。食事はその後にして,ともかく,できるだけ印刷作業を進めておく。
- 13:30の停電までに22ページまで印刷できた。あと41ページ。明日締め切りなので,今夜は大学に泊まるしかないか。郵便局に行ってから病院の売店で弁当を買ってきた。停電していても食事をするのに支障はない。
- 食後,Let's Note Y5はバッテリーが長持ちするので,印刷中のProceedingsの最後の部分について,共同研究者から届いた修正意見を入れて完成させ,PHSをつないでuminのアドレスから送信した。外も停電しているらしいのだが,WillcomのPHSはつながるのが偉い。
- 日本オセアニア学会の研究大会については,まだ規模を縮小して実施する案の可否が決まっていない。館山は無理なので場所は東大で,日程も21日だけにして,評議員会・理事会を開催することは決まっているのだが,研究大会は今日決まることになっているのだ。多くの学会が中止を決めているので,オセアニア学会も難しいかもしれないが,会長はどういう判断を下すだろうか。
- ラジオ高崎とNACK5とFMぐんまとNHK-FMはそれぞれ特徴が違う。停電情報はラジオ高崎が充実しているが,地震情報や原発情報はNHK-FMやFMぐんまの方が充実している。それにしても,今日のラジオ高崎は昨日までより音楽が多い気がする。今流れている,Princeの"I wanna be your lover"を女性シンガーがカバーしたものはいいなあ。
- あと2時間弱停電が続くので,ここまで印刷した22ページのマブシをやっておこう。
- マブシが終わりかけた頃,恐ろしい館内放送が流れた。寒さのためか電力需要が東京電力の予想を上回っているため,夕方の需要ピークにおいて予測不能な大規模停電が起こる可能性があるというのだ。したがって,群馬大学昭和キャンパスとしては,病院機能の維持を最優先するため,今晩は外部からの給電に戻さず,一晩中自家発電するというのだ。つまり,一晩中,基礎医学棟には普通の電力供給は戻ってこないことになる。サーバを止めたままにするのは当然のこと,中断した印刷の続きもできない。自宅に紙を持ち帰ってやるにしても,全部はできないので,明日,印刷屋に渡すというのは絶望的になってきた。とりあえず20部くらい完成できるようにしておくか。
- 18:00からそれも含めた説明会に出る途中,再び館内放送が入って,基礎医学棟などでも,一晩中ディープフリーザの電力が落ちていることによって貴重なサンプルが駄目になってしまう,という事態を避けるために,ディープフリーザ以外のすべての機器をコンセントから抜くように,と通知された。ぼくが説明会に出ている間,研究室に残っていたK先生が概ねやってくださった。説明会では,今回の処置が病院機能を維持するためには仕方ないこと,やはり基礎医学棟など研究施設と病院の電力供給を切り分けることはできない設計になっていて,切り分けられるように工事するには,数千万円から一億円くらいの費用と,数カ月の期間を要するので,すぐにできるものではないこと,電子カルテを含むHISを損傷しないために東京電力の停電開始時刻よりも20分早く各棟の電力供給を切らなくてはいけないこと,などが説明された。抜いたコンセントをいつ戻していいのか尋ねてみたが,現在未定であり,戻していいときになったら再びアナウンスするという返答であった。
- もう真っ暗なので,研究室に戻ってから,自転車ライトを使って各部屋を回ってコンセントを抜くのに30分ほどかかった。自転車で新前橋に行き,15分待ちで上野行きの電車が出たので高崎に行き,15分待ちで復路あさま547号。ガラガラであった。
- 保健学科の学生だった頃,放射線健康管理学教室の授業で放射線保健を受けていて,たしか放射線防護の3原則というのを習ったなあということは思い出していたのだが,「距離」と「遮蔽」ともう1つ何だったか思い出せなかった。研究室の本棚を整理していたら『放射線健康管理学』(東京大学出版会)という本が出てきて,もう1つが「時間」であったことがわかった。ラジオを聞いていると,ヘリや特殊放水車で水をかける作業がなかなかうまくいかないそうだが,それはそれで進めつつ,並行してコンクリートで遮蔽を作ったらどうだろうかと思えてきた。それも方法がないか。
- 帰宅後,自宅のプリンタでProceedingsの23ページから63ページまでを両面で20部印刷したら朝になった。リコーのG707(ジェルジェット方式)は美しさではインクジェットに敵わないが,そこそこの美しさはあるし速いのがいい。
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