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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第2103回】 火曜も雪かき(2012年1月31日)
- Goose Houseの「ぱっつん」は元気が良くて,「teens」と並んで最近のお気に入りなのだが,vaio-saのtclockに設定する目覚まし音楽としての破壊力は今ひとつ。PHSから東京事変「新しい文明開化」が流れるまで目が覚めなかった。
- 新聞がポリ袋入りではなかったので胸をなで下ろしながら,昨夜の残り物を温めたおかずと炊きたてのご飯という朝食を6:00頃から娘と食べ,おそるおそる外を見たら,今日も世界は白かった。それほど厚く積もっているわけではないが,ちょうど雪が降り出したことだし,やはり雪かきをしないわけにはいかないだろう。天気予報は80%雪と言っているし,これだけ凍った場所が多いと自転車は怖いので長野電鉄だな。
- すっかり憂鬱になりながら雪かきを済ませ,長野電鉄の最寄り駅まで歩いて行くと,ちょうど駅舎に上る階段の下に着いたところで電車が入線し,駆け上がったが間に合わなかった。20分ほど待ったところで到着した次の電車は若干遅れていたので,510号には乗れなかった。
- NEWDAYSでお茶を買ったついでに見かけた文庫本に目を引かれて買ってしまった。石持浅海『Rのつく月には気をつけよう』祥伝社文庫,ISBN 978-4-396-33605-9(Amazon | bk1 | e-hon)である。何せRである。まったくRとは関係なかったが,いわゆる安楽椅子探偵もので,しかも推理の場が飲み会なので,B級酒グルメ小説でもあって,料理の描写が涎が垂れそうにうまいので,つい新幹線の中で読み進めてしまった。
- 昨日から社人研が新たに発表した人口予測についてのマスメディアの報道が多い(例えば,毎日新聞記事とか,朝日新聞社説とか)。しかし何がデータで,何が仮定で,どういう計算をしたのかということを踏まえて書いているとは到底思われない。相変わらずTFRの説明は間違っているし。日経新聞記事はややマシか。報道が増えてアクセスが集中しているのか,社人研のサイトが表示できないので,方法の詳細は確認できないが,たぶんコーホート要因法でやっているのだろう。とすれば,TFRだけではなく,年齢別出生率のパタン(参照:Jfertの用例。ちなみに,TFRとはこのASFRを15歳から49歳の女性について足し合わせたもの,というのが日本の人口動態統計における定義)をどう仮定したのかも大事なポイントだし(2010年のパタンをよく見ると,30代後半では1955年レベルまでASFRが上がっていて,今後どうなるかの予測は非常に難しいと思う),そこでどういうモデルを使ったのかもわからないと,どういうレベルでの確からしさがある推計値なのかがわからない。
- 統計演習の課題採点中。来週月曜に試験をするので問題も作らなくてはいけないのだが,その前に課題の採点が半端ではない大変さ。学生の入力ミスとか欠席者の番号がないこととかが障壁となって出席点をつけるのが自動化できないことが問題なので,フォームの形を変えれば避けられたことかもしれないが,後の祭りだ。地道にやるしかあるまい。
- 疫学勉強会でcase-crossover studyのところをやった。よく思いついたよな,というデザイン。適用範囲が狭いという欠点はあるが,適用できる場合には実に安価で強力な研究方法だと思う。
- EZRがいつの間にかバージョン1になっていた。2月末には書籍も出るらしいし,英語版もできたので,医学系の院生の実習に使うには,素のRcmdrよりいいかもしれない。LinuxでもMacでも使えるようになったようだし。Rcmdrは最近のバージョンになって日本語ファイル名や日本語変数名に対してエラーを出すようになった気がしていたが,EZRでも同じ問題にぶつかったらしく,標準ではR-2.13.0を使い続けることにしたらしい。しかしR-2.14.1でRcmdr1.8-1という最新版にEZRを組み込んだインストーラも公開してくれているのはありがたい。
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