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2002年6月のメモ
- 最終更新:
2002年 8月 18日 (日曜日) 13時58分
- 例によって日曜深夜のちくま号に乗って山口に向かう。米原を過ぎた辺りで目が覚めて統計学講義のプレゼンテーションファイルの仕上げを続け,京都を過ぎてから完了。先週よりはずっと余裕がある。今回みたいに年次休暇を取って長野にいる方が,仕事ができる時間は昼間だけなのだが,中断されないので捗る面もあるのかもしれない。
- 土曜日午後,雨が降らないでいてくれたので,子どもたちを連れて久々に北信濃ふるさとの森文化公園に行ってきた。おとな500円,こども200円払って釣り券を買い,練り餌を使って釣りをした。2度ほど大物がかかったが逃がしてしまった。練り餌だと子どもには難しいので途中,そこらの雑草を抜いてミミズを掘って鈎につけてみたら,ほとんど間髪をいれずブルーギルが釣れた。ここもか。結局網ですくった巻貝とヨシノボリ,それにクヌギの木から見つけてきたコクワガタ2匹を持ち帰った。
- 今度はresolverの脆弱性。わからないよりいいが。
- 金曜日も,木曜から引き続き統計学の講義準備。今回は難しい内容なので,どう教えるか悩みどころだ。そもそも配布資料作りが大変なのだが。
- CERTからOpenSSHのセキュリティホール。対策しなくてはならんが,こうやって対策ができあがってから公表されるなら,まだ問題は少ない。
- 木曜の朝刊によると,長野県議会はまだ紛糾している模様。早く脱ダムを支持すればいいのに,子どもみたいな言いがかりをつけて,諦めの悪い人たちだ。前向きな対処のやりようがあるだろうに。社会面には「2ちゃんねる」が敗訴して開設者のひろゆき氏に400万円の支払いが命じられたという記事があった。当然控訴するらしいが,もし高裁,最高裁でもこの線で進んで確定してしまうと,匿名掲示板というシステムは成り立たなくなるかもしれない。少なくとも,誰かに削除を請求されたら即時削除しなくてはいけないことになってしまい,自由な言論の場としては機能しなくなってしまうだろう。住基ネットの問題も重なるのだが,言論と人物を切り離して考えることが当然であるような社会であれば匿名である必然性はなく,情報の公開性も確保されるのでいいのだろうけれど,現実はどうもそうではないようだ。その改善のためにも,やはり教育が重要なのだと思う。
- 長野駅から直接保育園に行って娘をpick upし,児童館に寄って息子と合流して家に帰り,ハリーポッターのDVDを見せながら適当に夕食を準備した。いつもだったら子どもたちから邪魔されるのだが,ハリーポッター効果は絶大で,まったく中断せずに準備できた。作戦成功。
- 水曜日朝の新幹線で名古屋へ。ちょうど昼だったので,途中下車してタワーの12階に上り,卵料理屋で煮込みハンバーグかけオムライスを食べた。美味だったが,普通のオムライスの方が良かったかも。エスカレータで11階に下りて三省堂書店をのぞいてみたら,灰谷健次郎「天の瞳あすなろ編I」が出ていたのを見つけ,即購入。特急しなの号で読んだが,泣けてきて困った。「教える」ということについて考えさせられた。大学でこそ,教える内容に対して十分な準備時間がとれたり(現在やっている「統計学」では,1時間半の講義をするために最低でも20時間くらいは準備をしている),既に身についていることだったりするので,余裕をもった教え方ができるが(準備不足に陥る場合もあるが,それは教える側も教わる側も不幸である。大学で週4コマ以上の講義は無理だと思うので,大学の教員は倍増から3倍増くらいしなくてはいけないと思う),高校までは基本的に月曜から金曜まで毎日,昼間ずっと授業をしているわけで(ぼくの中学高校の母校である開成みたいに毎週研究日があるところは稀であろう),慢性的に準備不足になってしまうのではないだろうか? 大卒ですぐに就職したりしたら教授内容を身に付ける暇もないわけで,準備もできなければ,そこに十分な教え,学ぶ関係を期待するのは無理があるのは自明であろう。ゆとり教育というのは,生徒の側にだけ与えられようとしても無意味で,むしろ教員の側に与えられなければならないと思う。きちんとゆとり教育を考えるなら,30人学級も結構だが,それ以上に,小学校から高校までの教員を倍増して,毎週最低2日は研究日(授業がなくて,教材研究をする日という意味)を確保するとよいと思う。新学習指導要領によって,教員の力量が問われる場面が増えたはずなので,ちゃんとした授業を成立させたいなら,これくらいの施策はあってしかるべきだ。
- 結局1人しか来なかった。来た学生に聞いてみたところ,実習中なので昼休みに来られる班が限られている由。それでは無意味なので,再来週火曜には夕方にも貸し出し時間を設けることにした。
- 今日の昼はノートパソコンの貸し出しをすることになっているのだが,さて何人くるだろうか? もっとも,貸し出すのがThinkPad365XDというDSTN液晶のPentium 100MHzマシンなのが学生には気の毒だが。
- 「学内情報」という冊子に載せるための原稿を書きあげた。ただ自己紹介をしてもつまらないし,去年の新任教員の文章を読むとヴァラエティに富んだアピールがされているので,「オープンソースなソフトウェア・コミュニティに参加しましょう!」と題してOpenOffice.orgを宣伝しておいた。
- 日曜日は牟礼でさくらんぼ狩り。佐藤錦にしても高砂にしても,やはり摘んですぐにいただくのが最高の美味と思う。ふるさと振興公社の直売所でいいニラが売られていたので,晩飯は餃子を作った。東急ライフで皮を買ったら,分厚くて作りにくかったが,焼いてみたら焦げ加減がちょうど良くて美味であった。その後例によって急行ちくま号で山口へ向かっている。ひかりレールスターに乗り換えて広島を過ぎたところで,やっと講義のプレゼン作りが終わった。いよいよ去年みたいな自転車操業になってきた。
- 住基ネットの最大の問題点は,基本システムがMicrosoft製という点だと思う(情報源は先週の週刊アスキー)。ドイツみたいにLinuxで組むとか,せっかくTronがあるのだからTronで組むとか,なぜしないのか? 住民基本台帳に載せる名前は正字であるべきだからUnicodeでは対応しきれないかもしれないが,超漢字なら大丈夫だろうと考えても,Tronがいいのではないか? セキュリティ上の問題点が出つづけているMicrosoftのシステムで個人情報を扱っていいなんて判断をするところが信用できない。
- 信濃毎日新聞によると,Scienceの最新号にプリンストン大などのグループが発表した論文で,エルニーニョの時の記録などを含めてヒトや野生生物の感染症と気温や水温の関係を調べた結果から,温暖化で細菌やウイルスなどの増殖が盛んになり感染症が広まる可能性が指摘されたとのこと。論文自体を入手して見るまではその紹介が適切なのかどうかはわからないが,仮に新聞報道の通りなのだとすると,ちょっと妙である。エルニーニョの時というのは,急に環境が変わったので,微生物を含めて生物の分布が変わって不適応を起こしたのだと思う(Darwinian Medicineみたいに考えると)。ミクロフォーナに適しているのは熱帯よりも土中の水分と有機物が多い寒帯やツンドラなのだから,温暖化によって病原微生物が増えるかどうかは生態学的に未知であろう。研究デザインから考えても,温暖化の影響予測に使うのは無理なのではないか? ジステンパーで倒れたライオンの写真なんか載せるのは,あまりにあざといぞ。
- 例によって金曜の朝,長野に着いた。昼間は統計学の資料作り。15:00過ぎにメールをチェックしたら,Rについてのニュースが2つあった。というか,1つは既にR-announceで目にしていた筈だが見逃していたニュースがR-jpに流れたもので,R-1.5.1のWindows版は,当初アップロードされたものはVRとsurvivalパッケージが古いバージョンだったので,アップロードし直したけれど,既にインストールしてしまった人はPackagesの"update packages from CRAN"で更新するように,というもの。もう1つは,DunnettやWilliamsを含む汎用多重比較パッケージmultcompがCRANで公開されたというもの。コントロール群がある多重比較としては今でもDunnettが良いはずなので,このパッケージはダウンロードしなくては。
- このサーバのケースのフロントファンの騒音はかなりのものだ。ずっと動かしておくのは耐えがたい。そこで,静音ケースを私費で買ってしまおうかと思っている。ついでだからCD-ROMドライブもATAPIのを買えば,SCSIカードも外すことができて,なんとAlphaマシンを復活させられるではないか! 世に物欲の種は尽きまじ。
- 本部の方では今度の土曜日午前中に1時間の停電があるそうで,DNSが最長で2時間くらい停まるので,このサーバもたぶんunreachableになるのだが,いま確認してきたら,看護学部棟は停電しないそうで良かった(研究室のUPSは5分しかもたないので,もし停電となると停めてから長野に行かねばならないところだった)。
- それにしても,ISS (Internet Security Systems)が公表をもう1日待ってくれたら慌てなかったのに,と思う。対策なしにセキュリティホールだけ発表されるってことは,アタックしろと言っているのと同じでは? ApacheのCox氏に対してRedHatの人間だから利害が対立すると主張したり,Windows版のパッチしか出さなかったところを見ると,主にWindowsで商売している企業なのだろうと思われるが,やはりこういう重要な情報はCERTで管理するとかいう国際条約を作るべきなんではないだろうか? ついでと言っては何だが,日本Apacheユーザ会を見つけたのでリンクしておく。
- ぼくの環境だとvaioくらいでしか使えないのだが,2.4系のkernelをもったLinuxならESE HTTPDという選択肢もありかもしれない。
- 人口大事典(培風館)が届いた。年末年始の地獄の苦しみに耐えたご褒美として,編集幹事には無料で贈られてきたものである。凡そ人口に関わることは網羅されていて,しかも読んで面白い本ではあるのだが,25000円という価格は個人で買うにはちょっと高すぎるか。それと,2002年6月12日発行なのに,ぼくの所属と身分が3月までのものになっているのが悲しい。たぶん,図書館には入るだろうと思われる(でも禁帯出になってしまうかも)ので,人口関連の調べものをしたい方は,まずこれに当たってみていただきたい。
- Apache-httpdを2.0.39に更新した。コンパイルは./configureとmakeだけででき,suしてからmake installすると/usr/local/apache2以下にインストールできる。/usr/local/apache2/conf/httpd.confをいろいろと変更しなくてはいけないのだが,Group #-1となっているところをGroup nogroupにするとか,ServerAdminがyou@your.addressとなっているのを自分のメールアドレスに変えるとか,ServerNameを明示するとか,DocumentRootを/usr/local/apache2/htdocsからこれまでドキュメントルートがあったディレクトリに書き換えるとか,そのディレクトリのAllowOverrideの設定をNoneからLimitまたはAllに変えるとか(ドキュメントルートの下に.htaccessによってアクセス制限をかけるサブディレクトリを作るため),UserDirをpublic_htmlから実際に各ユーザディレクトリの下に作る公開用のサブディレクトリ名に書き換えるとか,CustomLogの形式をcommonからcombinedに書き換えるとか,/manualに関するAliasをコメントアウトしてそこへのアクセス設定もすべてコメントアウトするとか,ScriptAliasも/usr/local/apache2/cgi-bin/から実際にcgiを置く予定のディレクトリに書き換えたりするのは,普通に思いつく。他に,忘れそうなのが言語の設定である。LanguagePriorityでjaを先頭にもってきて,AddDefaultCharset ISO-8859-1となっているのをコメントアウトしないと,webalizerが自動生成するファイルの日本語が文字化けしてしまう(DefaultCharsetは指定しない方が良いと思われる)。15分くらいでうまくいったので,まずは上首尾といえるだろう。
- 水曜日の朝。このところ研究室で湯を沸かすときについ沸かしすぎてしまうので,出勤前に自転車でナフコまで行って笛吹きケトルを買ってきた。ナフコは8:00から開いているので便利だ。研究室に着いてウェブサイトをチェックしたらApache httpdの2.0.39(リンク先はasahi-netのミラー)が出ていたのでダウンロードした。早速インストールしなくては。
- 某所のPCのメール設定をしながら,たまたまそこでテレビがついていたので横目でちらちら見ていたワールドカップの日本対トルコ戦であったが,コンディションが悪かったせいか良さを出し切れないままに敗退したような気がした。グラウンドコンディションまで含めて実力というものかもしれないが。
- 18日午後。ふとサイトをチェックしたら,R-1.5.1はWindows版バイナリも公開されていたので,ダウンロードした。
- CERTの報告によると,Apacheにセキュリティホールが見つかったとのこと。1.3.24と2.0.36も駄目なので,Apacheが新バージョンを開発して公開するまで待たなくてはならないらしい。1.3系でも32ビットUNIX系OSで動いている場合や,2.0系の場合は,そこを突かれても子プロセスの再起動が無駄に多くなるだけだが,1.3系が64ビットプラットフォームで動いている場合とWindowsで動いている場合はアタッカーに任意のコードを実行されてしまう可能性があるらしい。これは影響が大きそうだ。もっとも,INTERNET Watchの報道は言い過ぎと思うけれど。
- その後リリースを良く読んでみたら,histがdate-timeを扱えるようになったとか,sortが改善されたとか,多重比較でTukeyHSDが追加されたとか,擬似乱数発生ルーチンに2002年改訂版のKnuth-TAOCPが追加されたとか,Cと同様の書式付き出力を可能にするsprintf関数が追加されたとか,意味のある改訂がたくさんあることがわかった……と思ったが,これは1.5.0で導入されたものだった。ドキュメントはちゃんと読まなくては。
- オープンソースな統計ソフトRの1.5.1がリリースされた(Win32版バイナリはまだだが)。よく使う関数でバグフィックスされたものとしては,fisher.testがあるので,これはインストールしなくてはならないだろう。もっとも,これまであったバグというのは,大きなデータを扱うとメモリオーバーフローで変な値を返すことと,頻度の合計が1の表を与えるとクラッシュするというものだったので,実用上は問題なかったが。
- メーリングリストの管理人などやっている以上は,官邸のIT関連法律リンク集や,岡村久道弁護士の成立した主要なサイバー関連立法はチェックしておくべきかもしれない,とふと思った。
- 迂闊にも気づかずにいたのだが,環のくらし〜地球温暖化防止に向けてのあかるいくらし改革というサイトが立ち上がっていた。環境省が音頭をとっているようだが,今ひとつ人選など思想が不明。発言内容の薄さからすると,わざと普通の人を多く選んだということか。枝廣淳子さんあたり,入れれば良かったのに。
- 日曜の深夜,急行ちくま号の中で統計学の講義に使うプレゼンテーションファイルを完成させた。いつもギリギリなのは良くないのだが。
- 娘から父の日のプレゼントを貰った。今のうちだけなんだろうけれど,嬉しかった。
- 金曜の昼と土曜日の早朝は統計学の講義資料を作った。土曜日は息子の小学校の公開授業参観だった。じっと見ているだけというのはどうにも苦痛だった。つい口を出したくなってしまうのを堪えるのが大変だった。
- 学会が終わって,駅前の茜(茜屋ではない)という喫茶店でやや薄いグアテマラを飲んでから,広島行きの在来線に乗り,プログラミング。広島で新幹線に乗り換えた時点でプログラム完成を諦め,進行状況を説明する文書を作った。新大阪で東京へその文書を添付ファイルとしてメールで送ってから,ちくま号に乗った。空いていて快適だった。
- 第49回山口県公衆衛生学会@アクティブやない。あまり広くないが新しい会場である(館内全部飲食禁止なのか,飲み物さえないのには驚いたが)。保健師さんの参加が多いように思われる。小郡町のインターネットを介した子育て支援の試みはサーヴィスとしてはいいと思うのだが,利用率が低すぎるのではないか。Baby & Kids MLみたいなところで広報すればいいのに。教室案内とかなら,MLでなくてメールマガジンの方が媒体として適切だとか,コミュニティ作りならwebだけでなくMLを立ち上げると有効だろうとか,言いたいことはいくらでもあったが,あまり議論をするような雰囲気ではなかったので,とりあえず我慢した。午前の第2部は禁煙関連の話題が2つあったのが印象に残った。グループごとにまとめて質疑応答するスタイル,というか,発表時間も短いので,たぶんあまり議論に重点をおいていない学会のようであった。スライドの人と液晶プロジェクタの人がいたのだが,液晶プロジェクタに比べるとスライドが暗い。そういえば昔は学会会場は発表中は真っ暗だったなあ,と思い出した(今では液晶プロジェクタなしの発表など考えられないが)。昼食の後の特別講演は,わかりやすさを重視した演出だったのだろうとは思うけれど,因果連鎖の例として風が吹けば桶屋が儲かるというのはあまりに単純すぎてまずかろう。単純化しすぎのせいで説明に論理矛盾をきたしていたことは,わかった人にはわかったと思う。因果関係の特定といったら(とくに問題が生活習慣病とかQOLなのだから),多少複雑でもcomponent causesとsufficient causeの話をきちんとしなくてはいけないと思う。疫学なんてコトバを出す以上は話術でいい加減にごまかしてほしくないのである。午後の部の一般発表は,面白いテーマもあったが,概して「報告」的だった。きっとそういう会なのだろう。
- 今日は,成績評価基準関係の会議の他はC++でシミュレーションプログラムを書いていたのだが,なかなか進まない。せっかく見やすいプログラムにしたのに,C++自体の文法を忘れかけている。明日は7:50出発の予定なので,今日帰る前にX22にデータ転送をしておく必要がある。
- 長野県の田中知事は有言実行で本当に徒歩通勤にしたそうだ。その行動の元となった,地球温暖化対策「長野モデル」(上にリンクしておくことにした)だが,青木みやさんがリンクしてくださった。ありがとうございます。
- 下で「なぜ?」と書いたが,どうもキャッシュが効いていただけだったようで,暫くしたら有効になった。
- Apacheを2.0.36に入れ換え。OpenOffice.orgのMIME typesを追加しようとして,公式サイトにあった定義(application/vnd.sun.xml.writer .sxwなど)を追加したが有効になっていないらしい。統計学講義のページに置いてあるimpressのプレゼンテーションファイルが欲しい方には,とりあえず右クリックでファイル保存していただくしかないようだ。なぜ?
- 11日火曜日。昨夜は1:00頃帰ったのに,8:00過ぎまで眠ってしまった。人口学会の疲れが出たのかもしれない。9:30から簡単な集計の相談を受けた。EXCELのVLOOKUP関数で対応できたので楽だった。Rをインストールして条件式を入れるということをやってもいいのだが,この程度の問題ならVLOOKUPで十分だろう。そういえば,OpenOffice.orgのcalcにはVLOOKUP関数はあるだろうか?
- 思っていたフシとは違って,セキュリティホールは昔のformmail.cgiが変なところに残っていた点にあったと竹内君から連絡があった。旧管理者としては己の間抜けさ加減を反省するしかないのだが,やはりcgiからMTAの呼び出しが可能な状態を作るときは慎重にしなくてはいけない。昔の自分を思い出すと,あまりの甘さに震えるほどだ。よくこれまで致命的なクラックをされずにいたものだと思う。
- 人口学会は刺激的な話が多かった。死亡モデルのfittingと予測の論文は,やはり早くpublishしなくてはと反省。いろいろと質問したくてもフロアからの質問の時間がとられない報告も多く,やや欲求不満気味だが,この種のストレスを研究意欲に転換するといいのであろう。東京駅で切符を買っていたら竹内君から電話があって,某サーバが障害を受けて停止したとの報告(恐ろしいことに,公衆電話から接続してチェックしようとしたら,そこから転送されてきたメールが1万通もあった)。今夜か明日には対策を考えねばならないようだ。頭が痛い。思い当たるフシがないでもないが,よもやこんな強烈な攻撃を受けるとは,敵を甘く見ていたかも。
- 地球温暖化対策「長野モデル」の話をB.M.Factoryがリンクしてくださった。ありがたい。どんどんリンクされて,世論が盛り上がるとよいなあ,と思う。
- とあるDebian Linuxマシンからsshを使おうとして使えなかったことを思い出し,OpenSSHをインストールしておくことにした。コンパイルのためには,ZlibとOpenSSLもインストールする必要があったが,全部sourceのtarballを展開して./Configureまたは./configまたは./configureして,makeしてスーパーユーザになってmake installするだけで完了した。すばらしい。
- 明けて7日。今夜は東京に行かねばならないのだが,統計学の講義準備が例によって終わらない。投稿論文のチェックとか,プログラミングとか,しなくてはいけないことは山積なのだが。
- 統計学の講義準備をしながら,看護・保健関連リンクをちょっと更新。晩飯にトマトソースと豆板醤で冷凍剥きエビとキャベツとピーマンを炒めた後煮込んだものを作って食べたら,豆板醤の入れすぎで辛くてたまらなかった。もうちょっと控えめに入れれば,きっと美味だったと思うのだが。
- 6月6日。昨日付けで,Mozilla 1.0がリリースされた。もじら組は混んでいるのか繋がらないし,和ジラはまだリリースされていないので,とりあえず英語版をダウンロードした。その後,もじら組につながったので日本語パックをインストールして,floating sidebarとtabbrowsing extensionもインストールしたら,Mozillaの便利さが2倍になった。
- 懇話会の話は実に興味深かった。それにしても共分散構造解析は,数学的にはものすごく難しいのだが,それでも使いたくなる魅力をもった解析法だと思う。RではsemというパッケージをCRANからインストールすれば解析はできるらしい。インストールした後で,library(sem); example(sem)をやってみた限りでは,グラフィカルな表現までは自動ではやってくれないようだった。しかしドキュメントを読んだら,Graphvizというソフトをインストールして,path.diagram()の出力を食わせれば,psファイルを作ったりダイアグラムを編集したりできることがわかった。psになればps2pdfでpdf化できるので,実用上問題はない。やっぱり,無闇に高い市販ソフトは使わなくてもいいようだ。
- まるで,地雷を踏んでしまったようだった。力量不足を痛感する。
- OpenAntivirusというプロジェクトがあるようだ。AMaVisの開発者の1人も入っているらしい。
- bind9のセキュリティホール情報がcertから届いた。FreeBSDは大丈夫らしいが。
- Vietnamの会議の後,一緒に食事をして駅まで行ったのだが,まずいことに列車の時刻を間違えていて,広島からいらしたYさんに大変なご迷惑をかけてしまった。申し訳ない。
- 地球温暖化対策の「長野モデル」の提言は重要だと思って,全文公開して欲しいとお願いしていたら,野池さんがコペルニクスのページに全文公開してくださった。多くの人の目に触れて欲しい文書なので,森山さんあたりリンクしてくださらないだろうか。
- パーティの食事は美味であった。担当科目の前任者のお二人に初めてお目にかかって,話ができたので,出席した甲斐はあったというものだ。
- 出席確認票というのは,履修者名簿ができるまでのものだったとは知らなかった。出席確認だけではなく質問などを書いて欲しいので毎回提出してもらっているのだが,次回からは用紙を作らねばならない。
- 暑い。講義は例によって急ぎ足になってしまった。とくにFisherの正確な確率の部分。これも,せっかく動画を表示するためにPowerPointにしながら,表示できなくてWindows Media PlayerでMpeg1ファイルを再生する必要があったことが原因である(間抜けなことにリンクが切れてしまっていた)。こんなことなら,Impressにしておくのだった。自分が学生だった頃も,クロス集計の辺りは,3回くらい資料を読んで計算してプログラムを書いてやっと理解できたことを思い出すと,そもそも統計学の仕組みが難しいから講義の現場で理解してもらうこと自体が難問なのだが,そんなことも言っていられない。
- 6月3日。今週は忙しい。とりあえず9:00過ぎに本部に行って統計学の配布資料を印刷してきたが,プレゼンテーションをどうしてもOpenOffice.orgでやりたくて,いろいろと試行錯誤を続けている。
- 6月2日。環境美化活動は,概ね草刈りと溝さらいだった。暑かったので多少汗をかいた。その後着替えて研究室に来て,凝り過ぎの統計学の資料を作成するのに1日かかった。
- ImpressというOpenOffice.orgのプレゼンツールは非常にいいのだが,OLEオブジェクトとして動画を読み込んだときにそれを再生することに成功しないので,今回の統計の講義はPowerPointでやらざるを得ない。残念。
- fmlでのメンバー登録を直接ファイル編集でやるには,activesだけでなく,membersも更新しなくてはいけないということをすっかり忘れていて,学部ウェブ広報委員会のMLへの投稿が自分以外からできなくなっていたことに気づいた。我ながらなんて間抜けなのだろう。
- Windows用のフリーのタスクランチャーとして愛用しているNCWの2.00が正式リリースされた。レジストリを使わなくなったのは偉いのだが,並べ替えがやりにくいのと,5列で右端に上から順に横並べという方法ができなくなってしまったのと,トップウィンドウのフォルダをNCWの外に置く方法がわからないので(エディタで設定ファイルを直接書きえたが認識されなかった),1.05から移行できない。
- 6月1日。今日は,水無月祭という学園祭らしく,バイパスを挟んだ向こう側にあるグラウンドではいろいろな運動競技が行われているようだ。
それ以前のメモ
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