枕草子 (My Favorite Things)
【第249回】 長野の雪(2000年2月22日)
- 終電で帰るのは悪くないのだが,長野に着いてみたら雪が横殴りに降っていて,自転車なんか漕いだ日には顔中雪だらけになってしまうのには閉口した。
- たぶん一晩中降り続いたのであろう,朝になっても雪。長野電鉄に乗り,6:43発あさま502号に乗る。今日はかなり空いている。雪のせいだろうか? 座席に落ち着いてSikkim Temiを啜ると,ようやく人心地がつくのだが,発車するやいなや車体に雪が当たる音が騒々しくて,何となく落ち着かない。信濃路はすべて雪の中である(原典は木曽路だっけ?)。
- と思っていたら,上田近くになったらすっかり晴れて,朝日がまぶしいのである。屋根屋根をみると若干積もっているから夜は降っていたのだろうが,今は遠くの山まで見渡せる。距離としてはたいしたことないのだが,山一つ越えると全然天候は違うということなのだろう。もちろん,上野に着いたら暖かいといっていいほどの陽気であった。冬から春に来たような。
- 助手会研究交流会は,多少長くなってしまったが,意図したことは伝わったのではなかろうか。
- テレビ東京「肥満の科学」は,さすが蒲原さんが宣伝するだけあって,貴重な映像がてんこ盛りであった。時折CGがちゃちだなあと感じたところや,説明がくどすぎるかなあと感じたところや,そりゃあ言い過ぎなんではと思ったところもあったが,あれだけの実写映像を見せてくれたことに比べれば大した問題ではない。ただ,構成としては,辻さんご一家のダイエットの話や100 kcal/dayのエネルギー摂取で暮らしている人の話をあのようにレプチンの話やβ3アドレナリンレセプターの話(番組より詳細にぼくが倹約遺伝子の議論についてのレビューとしてまとめたものを公開してあるので,関心があれば参照されたし)といったサイエンティフィックな話に織り込むのではなく,別建てにしてくれた方がすっきりしたのではないだろうかと思うが。
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