枕草子 (My Favorite Things)
【第527回】 アタックと同報送信スクリプト(2001年5月7日)
- 研究室に着いてみると,sv2号が/varが一杯だというエラーログをコンソールに吐き出しつづけていたので,その修復をした。これまでにも同様のアタックは何回かあって,その都度/var/ftp/incomingの中身をクリアして対処していたのだが,どうもt-dialin.netというドイツのプロバイダのユーザ(か,そこをクラックしたクラッカーか)から狙われているようなので,Anonymousでのアップロードを禁止することにした。まあ,教室内ではsambaでファイル共有もできるようになったことだし,Anonymous接続自体拒否しても問題ない筈だ。sv1号にもオランダのドメインからAnonymous FTP接続要求があったようなのだが,sv1は既にAnonymous接続自体を拒否する設定にしているので大過なかった。備えあれば憂いなしということだな。
- ついでに,sv1で開発中だった同報送信スクリプトを完成させ,WEBサイトの管理方法を該当者にメールで送った。最初エラーが出ないのに送信できなくてpostfixにはMail::Sendmailが対応していないのかと悩んだが,送り先メールアドレスの書き方が悪いのだった。"ほげほげ"<hogehoge@foo.bar>という形式のメールアドレスの場合,この全体をMIMEエンコードしてしまうとMail::Sendmailからは送信できないのだった。<の前までだけをMIMEエンコードして,<から後をつなぐというやり方にしたら,何の問題もなくあっさりと動作した。
- さて,締め切りまであと3時間強。まだ書評は終わらない。こうやって何ごとにも備えが甘いのが諸悪の根源なのだろうか。だとしたら自業自得だ。
- 8:00にやっと書評原稿を書き終え,一度だけざっと推敲してメールで送ってしまった。朝食を食べながら,もっと推敲して文章を練るべきだっただろうか,と考えたり,いや所詮は人口学研究に載る書評なのだから,人口学会の会員にさえ伝わるレベルの文章でよいのだと堕落したり。徹夜明けはハイになるのはなぜだろうか。書評未満のメモの状態で心苦しいのだが溜めていても仕方ないので書評掲示板に一気に大量登録してしまったのも,このハイな気分がさせたのに違いない。
- その後,教授のVAIO-L530にテンキードライバをインストールし,WindowsUpdateでセキュリティパッチを当ててから,オセアニア学会サイトの学会誌情報を1年遅れで更新した。こうして今日も雑用で日が暮れていく。しかし,書評原稿については編集委員長からお褒めのメールをいただいたので,苦労した甲斐があったと思えてちょっと嬉しい。帰りは終電1本前。
- 上野から座れたし,熊谷でガラガラになったのは,連休明けの月曜だからだろう。今週の週刊アスキーは,小泉内閣のIT度は? という見出しが付いていたので,前回やったようなアンケートをとったのか,素早いなあと期待して買ってみたのだが,印象記事の域を出ないものでつまらなかった。他にも初心者向けの記事が多く,辛うじて楽しめたのは「物欲番長」と「カオスだもんね」くらいだった。こういうことが続いたら週刊アスキーを買うのは止めるべきかもしれない。
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