枕草子 (My Favorite Things)
【第528回】 ピンク色の画面(2001年5月8日)
- 往路あさま550号で,東野圭吾「片想い」(文藝春秋)を読み始め,読了。この物語のキーワードである「性別」という概念について,このページの読者なら,幻想だとか脳の癖だとか少なくとも5つ考えるべきだとかいう議論をご存知だと思うので,あまりびっくりはしないと思うけれど,この難しいネタを推理小説としてちゃんと料理してしまうんだから,東野圭吾という作家の技量は並々ならぬものがあると思う。
- 午前中,メールで届いた返事に従って連休前に一旦投稿した論文の書式を整えて正式に投稿し直し,食事をして帰ってきたら,なぜかディスプレイがピンク色になっていた。ぼくが使っているディスプレイはEIZO FlexScan E55Dというもので(かつては飯山電機のMT-8617Eというマシンだったが,最近サーバ変更で2系統入力可能なEIZOが余ったので交換したばかり),BNCでWindowsマシン,D-subでsv2号という2系統が入力されているのだが,どちらに切り替えてもピンク色がかっているのだ。BNCのケーブルを順番に抜いて確かめたら,グリーンの回路が壊れているらしいことがわかった。テキスト編集だけなら支障はないのだが,ピンクの画面は気持ち悪すぎるので,修理に出すしかないだろう。あーあ。
- 生協に問い合わせたら,もっていけば3年間の保証期間内なので無償修理してもらえることがわかった。しかし代替機は貸せないそうなので,修理中は15インチモニタで我慢するしかないのが痛い。ミーティング(今日の話は,タンザニアのアマランサスを乾燥保存するときの劣化について,ビタミン測定値と官能テストをした結果,3ヶ月でかなり劣化するが,それでも乾季に貴重なビタミン源になりうるのだから,まずくなるという抵抗感を克服しさえすれば役に立つだろうというものと,ケベック・ファミリー・スタディ対象者の一部の子どもを約12年後にフォローアップして,成人後のエネルギー消費や身体活動がどれくらい子ども時代のそれと親のそれから予測できるかを検証した結果,あまりできないというものの2題だった)終了後に入れ替えてみたのだが,これまで1600x1200の画面で作業していたのが1152x864になるとこんなに作業領域が減るものかとショックを受けた。
- 帰りは終電1本前
の予定。雨が強かったので本郷三丁目から大江戸線と銀座線を乗り継いで上野まで行き,地下4階に降りたら,ホームは相当混んでいたが,4号車には空席がたくさんあって上野から座れた。明後日の講義準備をしている。
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