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個別メモ
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【第839回】 20分だけ朝練(2007年7月3日)
- 5:50起床。ぼくは朝食や家事を早々に済ませたのだが,娘の食欲が今ひとつなようで食べるのに時間がかかっていて,朝練の時間は20分しかとれなかった。そのため,内容的にはピッチングとティーバッティングだけになった。バッティングは相変わらず好調なものの,ピッチングはコントロールやバランスが今ひとつ。球威は増しているような気がするが,下半身の安定感が足りないのでコントロールが今ひとつなのだろう。放課後に走りこめと言ってあるんだが,やっているようには見えない。野球そのものは大好きな娘だが,そういう地道な訓練はあまりモティベーションが高まらないのだろうか。まあ,昨日までで,最近はまって読んでいた『ダレン・シャン』シリーズを読破したそうだから,放課後も動こうという気になるかもしれないが。
- 往路あさま510号。新前橋から自転車で研究室へ。
- 先月触れた『蚊 ウイルスの運び屋』について,"Do you think for the future?"さんが的確な紹介文を書いてくださった。ありがとうございます。
- JANJANの『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソという記事。天羽さんのブログで紹介されていたstraw-man argumentを思い出した。環境問題について対立する意見があるとき,噛み合っていないと感じることが多いのだが,そういう意味ではどっちもどっちといえるかもしれない。どちらの主張を読む際にも,丁寧にファクトを追って(感情を排し,かつ裏を取りつつ)クリティカル・シンキングをすべき。議論をしている双方がstraw-man argumentをしているのは時間の無駄だろう。お互いに相手の主張を正しく理解しようと努めつつ議論する方が結局は生産的なはず。性善説ならば(かなり強い仮定だが)。
- 一つには量と態度の問題なんだろうな。現状ではSPAMとしかいいようがない。進化関連でstraw-man argumentっぽいこと(それ以前という意見もあるだろうが,相手の主張をまったく聞いていない点がstraw-manっぽい)をされている某氏から送られてきた「メルマガ」のことだが。SPAMは無視するしかない。
- 今日はメールのやり取りとか研究費申請関連の作業とか多少あったが,先日,「Rによる保健医療データ解析演習(仮題)」の索引の並びを読み順にする方法を教えていただいたので,その作業も少し進めている。簡単に言うと,
\index[ITM]{かくりつ@確率}確率
のように,索引語の前に半角のアットマークをつけて,その前に読み仮名を入力しておけば,読み仮名でソートされた索引が,読み仮名無しで生成できる。ちなみに[ITM]は事項索引であることを示していて,[CMD]というコマンド索引も作っているのが今回のテキストの目玉だが,[CMD]の方は記号とアルファベットなので読み仮名をつける必要はない。当たり前か。
- PHSの留守電機能が15秒ずつしか保存できないのが困る。長野市教育委員会体育課の方からの電話が2回続けて途中で切れてしまった。Advanced W-ZERO3[es]もそういう仕様らしいことを知って愕然とした。東芝の新機種は60秒×フォルダ数という仕様らしいので,東芝に機種変更しようか。
- あっという間に21:00になってしまった。雨だったが自転車で新前橋に出て,復路あさま551+553号。原武史『滝山コミューン一九七四』講談社,ISBN 978-4-06-213939-7(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。全生研教育が民主主義の強制(なんと自己矛盾した言葉であることか)による全体主義的な支配であることに無自覚であるという批判はたぶん正しいのかもしれないが,それを自覚した上で受け入れて楽しんでしまうのが大人の態度というもので,本書に登場する小林次郎君はそうだったのではなかろうか。川端君のblogで知って読んだわけだが,エッセイあるいは小説として面白いけれども,あくまで特殊な一事例を特殊な視点で捉えたものであるように感じたし,ケーススタディとしては位置づけがやや弱いように思った。少なくとも板橋区の古くからの宿場町の小規模校であった,ぼくの母校とは全然違うし,その違いをもたらしたものが何であったのかもよくわからない。自省的な書き方をしているから仕方ないのかもしれないが,もう少し突っ込んだ考察があるとなお良かった。ちなみに,ぼくの母校は既に廃校になってしまったけれども,1学年50人弱が2クラスに分かれていた当時,4年までは班活動はなかったように思う。5年になってクラス替えがあって担任が若いN先生に代わり,班ができて,班の中で互いにわからないところを教えあうような指導はあり,教えられていた側が被差別感を持っていたことは後になって知ったのだけれども,班同士の競争や総括みたいなことはなかったと思う。本書は班を全生研教育のシンボルのように扱っている(ように読める)が,そんなに単一起源のものなんだろうか。
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