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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1813回】 晴天(2011年3月9日)
- 夜は降っていたようで庭は白いが,久々に晴天であった。地域の配り物があるのだが時間が無い。夜,早く帰ってくるしかないか。群馬も快晴だが,花粉がひどいのでマスクをした上で新前橋からバス。途中,橋の上から前橋商業のグラウンドで練習中の野球部が見えた。ドラフト1位でオリックスに入団した後藤駿太選手がオープン戦で一軍の試合に出ているが,彼も去年まではこのグラウンドで練習していたはずだ。そう考えると何だか親しみが湧いて応援したくなる。最近ちょっとバッティングが湿っているようだが,頑張ってほしいものだ。
- 柏野さんがRでのpiの表示が普通にやると小数点以下16桁目から狂うことを書かれている。確か多倍長演算ライブラリについて以前触れたなあと思って,このメモを調べたら,gmpライブラリについて書いてあって,as.double.bigq(pi)ということはできるけれども,そもそもpiというオブジェクトの定義が3.141592653589793までしかないので,piというオブジェクトを使う限り,これ以上の精度は出ないのだった。しかしCRANのパッケージは奥が深くて,Rmpfr(R Multiple Precision Floating-Point Reliable)というパッケージをCRANからインストールして(普通にinstall.packages("Rmpfr",dep=TRUE)でOK),library(Rmpfr)としてロードすると,mpfr()という関数で高精度オブジェクトができ,そのまま計算ができるのだった。とくにpi,gamma,catalan,log2については,Const("pi",100)などとすれば高精度で計算してくれるのが便利だ。ちなみに,この結果はasin(mpfr(1,100))*2と一致する。mpfrになった値に関数を適用すると自動的に高精度計算になるが,逆では型変換になってしまうので下位の桁は適当に補われるだけになることに注意が必要で,100桁のexp(1)が欲しい時は,mpfr(exp(1),100)ではなくて,exp(mpfr(1,100))でなくてはいけない。
- 昨日准講会のweb作業をしに行って,アップロード後の確認をした時,群大医学系研究科サイトのトップのニュースの中に,医学科のパソコン選びというサイト紹介があるのに気付いた。ざっと眺めた感じでは,解剖の授業で使われている,OsiriXというフリーのDICOM画像ビューアがMac版しかなくて(その代わりiPhoneやiPod Touchでも一部機能が使えるバージョンがあるらしい),Cocoaの設計に依存しているためにWindowsへの移植が難しいだろうということと,Bootcampを使えばMacbookでもWindowsは動くことも考えたら,Macbookが一押しというように読めた(当該サイトからリンクされている,YouTubeにある2年生の一部の座談会ムービーなどから判断すると)。ぼくはLet's Note Yシリーズファンだし,自分が使うマシンとしては,Yシリーズの中古か,現行機種ではB10しか選択肢はないかと思っているけれども,重さにさえ目をつぶれば,値段に対する機能という点ではDellのXPS 15のFull HD版(CPUやメモリを最下位のものにすれば11万円弱)などは優れていると思う。DICOM画像ビューアについては(OsiriXに匹敵するものはWindows版では存在しないらしいのだが),京都大学で開発中のものがあるし,世界には多種類存在していて,今後発展する可能性はあると思うので,必ずしもMacbookでなくてもいいのではないだろうか(もっとも,授業で使われているソフトというのは要素として大きいと思うが)。ちなみに,統計演習で使っているRの場合は,WindowsでもMacでもLinuxでも動くバージョンがあるし,動作が軽いソフトなので,とくにどのマシンがいいということはないし,5万円未満のマシンでも十分だが。
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