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個別メモ
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【第673回】 来週の準備(2006年11月21日)
- 5:40起床。6:15頃から娘の朝練につきあう。朝食後,自転車で出発し,往路あさま512号。今週は明日が夕方から異様に忙しくかつ木曜が祭日だし土曜に公開シンポジウムがあるし,来週月曜は1限に臨床シナリオチュートリアルが入っているので,今日のうちに来週の講義準備をしておこう。
- それにしても野党は沖縄県知事選の結果を受けて国会審議再開に応じるという腰砕けぶりで残念だ。本来は関係ないことのはず(何で沖縄県民が県政を託す人を選ぶことが国政を左右するのか? また,なぜマスコミは,それを異常なことと感じないのか?)。何度も書くが,なぜ政府が教育基本法改訂を急いでいるのか,今国会での最重要法案と位置づけているのかと考えると,改訂の狙いが愛国心云々の文言にあるのではないことは自明だ。あれは目眩まし。憲法とのつながりを絶つことと,以前も書いたが,改訂16条によって教育内容に政治的縛りをかけることができるようにすることが狙いだと思う。ちょっと想像力を働かせればわかるが,法改正後に改憲によって再軍備という話になった場合は,反戦教育が違法になる可能性がある。国体の批判が許されないかもしれない。ひいては,戦前のように特高による授業の検閲でさえ合法化されるかもしれない。戦後,墨塗り教科書が出現したのは,政治が教育を左右した結果であり,ああいうことでは教育はできないと学んだのではなかったか。改訂16条はそういう条文だと思う。世論はなぜこれを恐ろしいと思わないのだろう。環境問題にしても食の問題にしても,人々が幸せに暮らすためには,自分で納得して決断できるだけのリテラシーを身につけなくてはいけないので,教育は物事の疑い方や自分の疑い方を教えなくてはいけないはずだと思うんだが,それができなくなってしまう可能性が高い。そうなったら学問の死だ。小森陽一さんとかは反対運動をしているんだけれども,ネット社会の研究や教育にかかわる人たちや,PTA関係の人たちは,この問題をあまり気にしていないようにみえるのは何故なんだろう(自分自身もメモ書きしているだけなんで,あまり偉そうなことはいえないが)。
- AmazonからChamberlain A (2006) Demography in Archaeology. Cambridge Univ. Press, ISBN 0-521-59651-3(Amazon | bk1)が届いた。これは読みやすくて面白そうだ。洋書の専門書にしては安いし,大学院修士課程とかで輪読するのに向いている気がする。訳書を出しても売れるんじゃないだろうか。とりあえず,昼休みに目次をざっと訳してみた。一緒に訳してみようって人はいないだろうか(って,どこにそんな暇がある?)。
- 信濃グランセローズ。BCリーグのチームは巡回型少年野球教室をやってくれるそうなので,うちのチームにも是非来て欲しいものだ。
- 来週の講義準備は21:30までかかって8割方できあがった(けれども他のことが何もできなかった)。復路終電あさま555号。
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