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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『奪われし未来』

書名出版社
奪われし未来翔泳社
著者出版年
シーア・コルボーンら(長尾 力 訳)1997



1998年4月28日(火)11時03分

中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website

自然からのしっぺ返しという言い方は好きでないが,よくわからないままに欲望を果たしてしまったことのつけがまわってきただけである。現代に至ってもまったく反省していないのが人間である。有吉佐和子の「複合汚染」に比べると人間の生々しさには欠けるが,データはきっちりと押さえられていて,よく言われるように,現代版「沈黙の春」(レイチェル・カースン著。新潮文庫所収)というのは的を射ていると思う。


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