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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『洗脳原論』

書名出版社
洗脳原論春秋社
著者出版年
苫米地英人2000



Feb 15 (tue), 2000, 17:30

皆藤 <gate.crl.co.jp>

我々には不可解としか思えない教えを信じ、その命令に服従して殺人さえも犯してしまう教祖と信者の信じられない関係。本書ではこういった洗脳の段階を4つに分けて解説してあり、無意識に埋め込まれたアンカーをどのように解除するかについてその手法を細かく解説してある。
中でも、脱洗脳のケーススタディは大変分かりやすく、著者の実体験だけあって迫力も十分でドキュメンタリーを読むように読める部分だ。
日本人が何故簡単にカルトに取り込まれていくのかについて、伝統宗教の不徹底に触れているといった著者の視点は、新鮮である。


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