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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『命』

書名出版社
小学館
著者出版年
ゆう みり2000年



Aug 15 (tue), 2000, 13:18

TOMINAGA <p3p415.sun-inet.or.jp>

すばらしい。
さまざまな体験を、ここまで赤裸々に書くことは、なかなかできないことのように思う。しかし、彼女は包み隠さず、しかも冷静に自分と身の回りを見回して、本に書いている。少なからず人は悩みを持つものであろうが、「今自分が持っている悩みは、まだまだ小さいもので、ここで落ち込んでいては・・」という強さをもてるような本である。心動かされるのは、人の暖かさだ。この本に出てくる人物は、皆人思いで、協調性を持ち、自分の家族のように人のことを考えている。自分もそういう人間になりたいと感じさせる本であった。


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