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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『自殺遺伝子』

書名出版社
自殺遺伝子幻冬舎
著者出版年
渡辺雄二2003年



Nov 15 (sat), 2003, 01:58

斎藤隆 <cchib22ds77.chb.mesh.ad.jp> website

現在、遺伝子組み換え作物が問題になっていますが、この小説は、近い将来問題になると考えられる遺伝子組み換え微生物の危険性を描いたものです。千葉県の産廃処理場でダイオキシン汚染事故が発生します。それを、遺伝子組み換え微生物で浄化するのですが、その周辺では、食中毒が発生し、死者まででます。しかし、患者からは、遺伝子組み換え微生物は発見されません。原因は、何か。フリージャーナリストと大学教授の追及が始まります。人間たちのエゴとエロスも鋭く描写され、人間と自然との関わりについて考えさせられます。


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