Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第23回】 今日も講義(2012年4月24日)
- 今日は自転車で出勤するわけだが,インターでの入り方がわからないので,以前歩いた方の入り組んだ道を通ってみるつもり。途中,確認しながらだったから,かなりゆっくり進んだが,それでも30分弱で着いた。帰りとは大違いだ。
- 1限の国際情報検索は先週誰も来なかったから,たぶん今年は開講しないということでいいのだと思うが,念のため最初だけ講義室に行ってみるつもりだ。やはり誰も来ないので,この講義は今年は開講しないことに決定し,教務係に伝えた。
- 2限の保健行政論は,医療法の話をメインにしたのだけれども,最後は10分ほど残してマイケル・ムーア監督のSickoの英国NHSが薬代を除き無料であるという部分を見て貰った。Sickoは,最後のところで,911で救援活動をしたために粉じん曝露で肺などに障害が出てしまった人たちが,米国の医療保険では十分に治療されないでいるのに,テロリストがキューバにあるグアンタナモ米軍基地で十分な医療を受けているという事実に憤慨したムーアが,患者たちをボートでグアンタナモに連れて行くという展開が面白い。基地は受け入れてくれなかったのに(まあアポなしの突撃交渉だから軍事基地では危機管理上ダメで当然だが),キューバ側の医療施設では何の差別もせずに受け入れられ,薬も非常に安く(米国で120ドルするのと同等の薬が約5セントで買えてしまう),最後は消防隊に招待されて尊敬している意を伝えられ,患者たちが涙ぐむのだが,ここも見所だと思う。MDGsのターゲット8-Eとして,製薬会社と協力して途上国の人々が安価で必要不可欠な医薬品を受け取れるようにするという目標があるのだが,「製薬会社と協力」するよりも,キューバやブラジルやタイのように,必要不可欠な医薬品を低コストで自力開発した国々を支援する方が金の使い途としては有効だと思う。世界のパワーバランスが崩れてしまうかもしれないが。
- 新しいプリンタが届いてセッティングしたので,ページ数の多い資料も印刷できるようになった。
△Read/Write COMMENTS
▼前【22】(今日も講義など(2012年4月23日)
) ▲次【24】(胸突き八丁の水曜日(2012年4月25日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]