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【第90回】 講演準備とゼミの日(2012年7月10日)
- 7:27の直通バスで出勤。眠い。バスの中では海堂尊『ケルベロスの肖像』を読み進めた。
- 金曜の講演準備のため,途中で止まっていたソロモン諸島調査データ処理を再開した。時間的にギリギリだが,なるべくvividなデータで喋った方が面白かろう。もし間に合わなかったら既にできているところだけで話すまで。
- 昼飯は生協弁当を買ってきた。食べながら海堂尊『ケルベロスの肖像』宝島社,ISBN 978-4-7966-9858-0(Amazon | honto | e-hon)を読了。帯にチーム・バチスタシリーズの完結編と書かれていたから期待したのだが,確かにオールスターキャストというか,これまでのバチスタシリーズの総括的な作品ではあって,かつ,『ブラック・ペアン』と『ブレイズ・メス』で呈示された問題には決着がついたと思うし,田口・白鳥コンビのストーリーはこれで終わりということなのだろうが(とはいえ,本作は白鳥の影は薄いが),あの終わり方では,桜宮サーガにきれいにケリがついたとは言いがたい(天馬大吉の行動についてや,今回天馬の同級生として登場した冷泉深雪はキャラが立ちすぎているのに,このまま退場ではあまりにちょい役過ぎるとか,広げた風呂敷がいくつも畳まれないままに残っている)。最後は『モルフェウスの領域』につながる展開になっていて,高階が田口に対してあっと驚く「お願い」をしたりするのだけれども,『モルフェウス』を思い出してみると,それは実現しなかったようなので,(もしかするとパラレルワールドなのかもしれないけれども,)時空間が連続しているとすれば,もう一波乱あるということなのだろうから,これは『完結編』とはいえないのではなかろうか。
- 午後も金曜の講演準備のためのデータ整理と平行して土曜の講義テーマを頭の中で考えていたが,ネタとしてはROCとか検査の感度や特異度とかいった話にフォーカスしようと思う。EZRはROCも簡単にできるようになっているのが素晴らしい。
- 夜はゼミで,出席者のうち2人は木曜の講義と重なっているので申し訳ないが,木曜の講義でネタにする予定の,postMDGsの話をした。22:00過ぎに帰途に就き,湊川公園回りの終バスで帰宅した。
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