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【第505回】 国際保健医療学会(2013年11月3日)
- 6:30にバイキング形式の朝食をとった。無料とは思えないほど充実した朝食で,グァバジュースとかマンゴージュースも美味であった。雨が降る中を若干迷いながらもバスターミナルに歩き,高速バスで名護へ向かった。名護バスターミナルの前の道でタクシーを待っていたが来なかったので,ターミナルにもどって尋ねたら,道の反対側のすぐ裏手にタクシー会社の操車場があった。名桜大学まではタクシーで980円だった。
- 受付にかなりの時間がかかり,最初のセッションには若干遅れて入ったが,カンボジア,バングラデシュ・ネパールのセッションを続けて聴き,昼飯は弁当を買って食べ,午後はフォーラムIIのUHCの話を聴いてから東南アジア・太平洋のセッションに移動。ポスター発表会場へ行った後で多目的ホールに移動したら,会長講演の最後の部分だった。その後のソプラノ歌手の方の歌唱は素晴らしかった。市民公開フォーラムに出た後,懇親会が2時間。そこからホテルに移動し,ビアを飲みながら2時間ほど調査地の話をして就寝。
- 翌日は7:00起床。朝食後,8:30にホテルをチェックアウトしてバス停へ。8:49に来た路線バスに乗って名桜大学入り口下車,260円だった。そこからかなり歩いたが,9:30の開始には十分に間に合った。いくつもの会場を渡り歩きながら,いろいろな発表を聴いた午前に続いて,代議員会が行われた。今回の代議員会で承認されたので,今後,日本国際保健医療学会は,任意団体ではなくて,一般社団法人として活動することになった。事業報告として全面的に改訂された教科書第3版(日本国際保健医療学会編『国際保健医療学 第3版』杏林書院,ISBN 978-4-7644-0531-8(Amazon | honto | e-hon))が10月末日に刊行され,今日まで会場で割引販売しているというので購入した。(e-honではまだ刊行前ということになっているが)
- その後,口頭発表第2会場の発表を聴いた。英国の一つの地区におけるコミュニティーケアとコミュニティホスピタルの事例報告,スペイン風邪の致命割合の高さが化学兵器や他の死因によるartefactではないかという報告(着眼点は面白いしmotivationもわかるが,定量的評価は不能のようだった),長期在外邦人のメンタルヘルスに関するネット調査の中間報告(自己選択バイアスは避けがたいので,記述研究としては意味が薄いと思われ,何らかの分析フレームを工夫しないと何のためにやっているのか不明),と続いたところで座長が交替し,ハイチの女性の膣感染症の要因分析(断面研究の限界への配慮が不足しているのが欠点だったが,8割もの女性が自覚症状ありというのはひどい状況だと思った),シリアのMSFの活動報告(凄まじ過ぎて圧倒されるのみであった)と聴いた。この後,途上国の医療者養成教育のための遠隔教育の試み,学校保健介入の評価のための感染症シミュレーション研究と聴いてから,タクシーで名護バスターミナルに向かう予定。本当は夜の国際栄養の自由集会に参加したいが,飛行機の時間があるので仕方がない。
- 会場の外に出ると,ちょうど長崎大学の山本太郎さんも外に出るところだった。どこまで? と訊かれたので,名護バスターミナルにタクシーで行って,そこから高速バスで那覇空港に行こうと思っていると答えたら,レンタカーを借りてきているということで,那覇空港まで便乗させていただけることになったのはラッキーであった。17:30頃に那覇空港に着いたので,ローソンでサンドイッチ風の大きな握り飯を買って晩飯にした。手荷物検査は今回も簡単に済んだので,かなり余裕をもって34番ゲートの前に着いた。ボーディングが始まるまで30分待ちくらいか。
- 復路飛行機もほぼ定刻に着いた。神戸は雨だったが,ポートライナーを貿易センター前で降りると,しあわせの村行きの始発バス停が近いので,あまり濡れずに済んだ。日祭日の終バス1本前で帰ったら,ちょうど日本シリーズ第7戦で,最終回楽天3点リードで田中投手が最後のバッターと対戦しているところで家に着いた。東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一になり,星野監督が宙に舞う場面は生中継で見ることができた。
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