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【第1137回】 学生実習と科研費書類作りをしながら厚労省の事業と財務省の審議会資料に反論メモ(2015年10月27日)
- 6:20起床。久々にインスタントラーメン(塩味)を茹でて,ベーコンと高菜を載せた朝飯。
- 食べながらNHKニュースを見ていたら,厚労省が進めているデータヘルスという事業の宣伝がされていた。ますます政府広報っぽくなってきたな。健康ビッグデータの解析を保険者が進めることで疾病予防に役立てるという表側はわかるが,"Data health"って英語として考えると意味不明だし,ここまで予算を掛けてやって,それに見合う成果が得られるのかは疑問。リンク先のデータホライズンという会社の沿革をみると,どうやらレセプトオンライン義務化からの流れを受けた事業で,まあ,確かにレセプトオンライン義務化から出てくる利点は何かと考えたら,こういう方向性に至るのだろうが……。
- 日経の記事に出てくる財務省の 審議会の資料を読んでみた。途中までの考察はそれなりに納得がいくが,結論は強引で,先に結論ありきな気がする。自然な結論は,テーマ1→専門スタッフと事務員を増員すべき,テーマ2→授業料を私立に合わせるよりも,マヒドンみたいに資産運用の自由度向上とその専任職員増すべき,となると思う。給与の奨学金もほとんどなくて,所得による授業料免除規定の基準も大変厳しく(かつ不合理だと思われる部分が多々ある)現状で,国立大の授業料を私立並みに上げるという施策は,教育の機会均等を潰す悪手であろう。空き時間が多い施設を民間貸与あるいは管理委託して稼ぐとかの自由度を上げるべき。現状の国立大学はダブルスタンダードというか,「国立」だからということで高い公平性を求められながら(それゆえ,電力会社を新電力に切り替えるとか,駐車場を賃貸したり,体育館をNGOに有料で貸すとかいったことができないでいる。マヒドン大学公衆衛生学部は,構内でマーケットをやったり古式マッサージの施術所を作って稼ぐとかいう手段を独自財源にしていて,その潤沢な予算を使って実習で移動するためのバスなども持っていた),財源は独自に確保しろというのは無理筋だろう。
- 科研費応募書類,Wordで罫線絡みのところをやっていると精神衛生上よろしくないので,今年は久々に科研費マクロで書いてみることにした。TeXLive2014で,普段はupLaTeXでタイプセットしているのだが,科研費マクロはjarticleなのでpLaTeXでタイプセットせねばならないことに気づくまで少し時間が掛かった(upLaTeXのままjsarticleにするのではエラーが出てタイプセットできなかった)。
- パンを2個,ミカンを1個食べ,書類作りをしながらメールの返事を打っていたら22:00を過ぎたので帰途に就いた。湊川公園廻りの終バスで帰宅したが,疲れ切っていて持ち帰ったけれども書類作りはできず。
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